『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :春風亭小朝
- 出版社 :文藝春秋
- 定価 :1600円+税
- 発売日 :2022年1月11日
- 単行本 :256ページ
- ISBN-10:4163914854
- ISBN-13:978-4163914855
『よむかも』な本のポイント
- 落語小説とは新しい気がしたが、意外と昔からあるらしい。
『よむかも』な本のレビュー
- 『菊池寛が落語になる日』よむかも。
- 春風亭小朝さんが創作した落語と、その基になった菊池寛さんの短編小説と。
- 並べて収録したのが、この本だって。
- 小朝さんは3月6日生まれ、菊池寛さんは3月6日にお亡くなりに。
- そこから興味を持って短編小説を読み始めたって話。
- (本に興味を持つきっかけってホント多様だよね~)
- 読みながら「これは落語になるな」
- (帯文で浅田次郎さんが小朝さんを天才って。つまりこれは天才の発想?)
- 菊池寛さんの小説にある「人情や人間の心理について現代に通じる新しさ」
- 遺族から承諾を得て20編を落語に。9編の落語と小説をセットでこの本に。
- 一編目は「入れ札」
- 代官を斬り殺した国定忠次一家が信濃に落ちていく話。
- 最後まで忠次に同行する子分を選ぶことに。
- 親分の思惑と子分のプライドが交錯することに……。
- (サラリーマンの上司・部下に読んでほしい話なんだって)
- (落語の師匠と弟子の関係にも通じているんだって)
- (すなわち、誰が読んでもドキドキの話なんだって)
- 小朝さんの落語では最後に下げが加わって、印象の違う話になっている。
- (両者を読み比べる楽しさがここにあるある?)
- 見舞いに来られる病人側の心理や、マスクを手放せない若者の話なども。
- (コロナ禍が終わっても人はマスクを手放さないのか、みたいなこと?)
- 春風亭小朝の落語から菊池寛の小説へ、興味が連鎖しそうな一冊。
菊池寛が落語になる日
文藝春秋100周年記念作品。 浅田次郎、絶賛!「落語の天才が、菊池寛の小説を現代によみがえらせてくれた」 圧倒的な人間観察眼と、超斬新なシチュエーション! 春風亭小朝のライフワーク「菊池寛落語」が、新たに小説に書き下ろされました。 落語小説...
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