日本の国会議員:政治改革後の限界と可能性

社会・政治

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :濱本真輔
  • 出版社   :中央公論新社
  • 定価      :900円+税
  • 発売日   :2022年4月19日
  • 新書      :296ページ
  • ISBN-10:4121026918
  • ISBN-13:978-4121026910

『よむかも』な本のポイント

  • 国会議員を家業にする事勿れ主義。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『日本の国会議員:政治改革後の限界と可能性』よむかも。
  • 結論、政治改革により政党は重視されるようになった。
  • しかして政策対立軸が弱く、政策選択を伴う政党間競争にはなっていない。
  • この本は、さまざまな調査データを駆使して国会議員の実態を描く書。
    (日常活動、秘書の体制、党議拘束、政党間移動、政治資金など)
  • 自民党衆議院議員候補者の前職を、戦後を通して見てみる――
  • 1位:地方議員、2位:秘書、3位:官僚
  • かつて多かった「はい、官僚出身です」は1960年代を頂点に減少。
  • 80年以降は「ええ、秘書出身ですが何か」が最も多い。
  • 2000年代では秘書出身候補者のうち7割が「世襲」
  • これすなわち「議員職家業化」の実態である。
  • 自民党政務調査会による人気部会「国土交通部会、経済産業部会、農林部会」
  • この御三家に続いて、厚生労働部会、外交部会だ。
  • 外交部会や国防部会には男性議員、都市部選出議員が比較的多い。
  • ――みたいなデータが多く、信頼度の高そうな一冊みたいな。
日本の国会議員-政治改革後の限界と可能性 (中公新書, 2691)
国会議員への不信が高まっている。1990年代以降の一連の政治改革を経ても、議員の活動・役割は見えにくい。本書は、人材、選挙、政策形成、価値観、資金、国際比較など、あらゆる観点から国会議員の実態をデータに基づき描く。世襲や秘書出身者の増加、少...

コメントする?

タイトルとURLをコピーしました