余命一年、男をかう

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :吉川トリコ
  • 出版社   :講談社
  • 定価      :1500円+税
  • 発売日   :2021年7月16日
  • 単行本   :322ページ
  • ISBN-10:4065238145
  • ISBN-13:978-4065238141

『よむかも』な本のポイント

  • わかる気がする。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『余命一年、男をかう』よむかも。
  • 40歳、会社員、独身の片倉唯の趣味は節約。
  • せっせと貯金に励む日々を送ってた。
  • ところが、子宮がんが見つかる。
  • 医師に無理矢理聞き出した余命は一年。
  • ショック、でもどこかほっとした。
  • そんなとき偶然出会ったピンクの髪の青年、瀬名。
  • 彼がコロナ禍で自分のホスト業も実家の飲食店も窮地で困っていると知る。
  • ぽんと大金を出す。
  • そこから二人の奇妙な付き合いが始まってく――。
  • ――もう老後の心配をしなくていい……。
  • ――人生を楽しむべきって……。
  • 唯の安堵や反発心には共感できる。
  • 買い物、サブスク、細かくやりくりする節約ぶりは清々しいし。
  • 瀬名をホストだと見下したからこそ大金を出したのだ。
  • そんな周囲に対する偏見や先入観にも気づく。
  • こちらもはっとさせられる。共感と発見があちこちある。
  • 唯と瀬名の関係の行方が気になるところ。
  • ありがちな展開にはなっていないらしい。
  • 二人の軽快な会話に笑う。
  • 世の中いろんな生き方があるとわかる。
  • そして、それは自分で選んでいいんだと気づく。
  • そんな小説である。
余命一年、男をかう
幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていたーー「これでやっと死ねる」。 趣味とはいえ、節約に節約を...

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