今日でなくてもいい

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :佐野洋子
  • 出版社   :河出書房新社
  • 定価      :1700円+税
  • 発売日   :2021年8月6日
  • 単行本   :240ページ
  • ISBN-10:4309029817
  • ISBN-13:978-4309029818

『よむかも』な本のポイント

  • 最近、死生観を語る的な書、増えてきてる?

『よむかも』な本のレビュー

  • 『今日でなくてもいい』よむかも。
  • エッセー集。佐野洋子さんのエッセーから「死生観」にまつわるものを厳選。
  • 大陸での幼女時代、引き揚げ者として過ごした少女時代。
  • その周囲には、身近な者たちの死がざらに転がっていた。
  • それをめぐる、「いい子」とはいえない当時の心情が生々しく語られる。
  • 子どものころにどう感じたか、決して忘れなかったのだろう。
  • 著者の創作の芯の部分には、そのことがあったに違いない。
  • 人が老いていくこと。自分もその一員となっていくこと。
  • 人が長生きし過ぎるようになった現代社会への違和感。
  • 辛辣さの陰にあるユーモア。鋭い批評。
  • どうせ死ぬまでは生きなければならないよ。
  • ならそれまで悩みがなくなることはないよ。
  • じゃあさ今日でなくてもいいんじゃねって、思わせてくれる一冊みたい。
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