手招く美女:怪奇小説集

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :オリヴァー・オニオンズ
  • 翻訳      :南條竹則、高沢治、館野浩美
  • 解説      :中島晶也
  • 出版社   :国書刊行会
  • 定価      :3600円+税
  • 発売日   :2022年2月25日
  • 単行本   :466ページ
  • ISBN-10:4336072949
  • ISBN-13:978-4336072948

『よむかも』な本のポイント

  • そろそろホラーが読みたくなる。もうそんな季節かな。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『手招く美女:怪奇小説集』よむかも。
  • 20世紀前半に活躍したイギリスの作家さんの怪奇小説集だって。
  • 恐怖、情景描写、不穏な空気感が素晴らしい、全8篇だって。
  • 表題作『手招く美女』
  • 長篇小説を執筆中の男。
  • 自宅から仕事場までが遠く、不便に思ってた。
  • 以前から見かけていた古びた一軒家。
  • 引っ越してみる。
  • すると、執筆は停滞。ばかりか、書き直しまで考え始めることに――。
  • いわゆる家モノ。
  • ただ、直接的に幽霊は出ない。
  • 不気味なモチーフを積み重ねていく筆致が見事であるらしい。
  • 『彩られた顔』
  • 一人の婦人に連れられて、若い女性たちがチュニスでバカンス。
  • 少女たちのお喋り、異国の描写が生き生きと。
  • こんな旅がしてみたい。
  • 一行の一人、シチリアの大富豪の娘ゼナ。内気な17歳。
  • ここで知り合いの英国青年とご再会。
  • 互いの恋心をご確認。
  • しかしそこから彼女の性格が変わってきて――。
  • じつは彼女にはある呪いがかけられていた……。
  • どの作品も、人間描写が巧みに描かれているのが特徴みたい。
  • 翻訳もすばらしいらしいよ。
  • (ただし、ネットの評価・感想では「翻訳含め作りが粗い」)
  • (その説明には一定の説得力があると私は感じた。要注意な)
手招く美女: 怪奇小説集
長篇小説を執筆中の作家ポール・オレロンは古い貸家に引越すが、忽ち創作は行き詰まり、作家は周囲に何者かの気配を感じ始める。邪悪なものの憑依と精神崩壊の過程を鬼気迫る筆致で描き、ブラックウッド、平井呈一らが絶賛した心理的幽霊譚の名作「手招く美女...

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