三国志入門

文学・評論
  • 『三国志入門』よむかも。
  • 著者:宮城谷昌光 出版社:文藝春秋
  • 定価:950円+税 発売日:2021年3月18日 新書:320ページ
  • ISBN-10:4166613022 ISBN-13:978-4166613021
  • 三国志は、とにかくゲームがめちゃ多いよね。基本無料のブラゲーとか。
  • 小説は読んでないけど、武将の名前や有名な戦なんかは結構わかるかも。
  • 「Oh! It’s Sekiheki!」「てか孔明様、知力高すぎ」みたいな。
  • って感じの人、私だけじゃないんじゃなかろか。(なかろやんね?)
  • で、ゲームとかやってるともっと公明様について知りたくなる。
  • さらには『三国志』が知りたくなる。
  • そんなときに出ました『三国志入門』
  • 著者の宮城谷さんは中国歴史小説の圧倒的第一人者なんだって。
  • たしかに本で「入門」とか「入門書」って謳うのは勇気いる気するし。
  • 新しい本なんだから平易な文章で読みやすいんでしょぉう?
  • って、期待高まるんだよね。
  • 私が調べたところ、本書はまさにそれであるらしい。
  • 三国志のどういう解釈が肝要か。まず理解しておくべき基本はなんなのか。
  • それらが過不足なく叙述されているそうな。
  • この本で、初心者は三国志世界を堪能する。
  • 上級者は、三国志に対する姿勢にブレはないか再確認できる。
  • するとさらに三国志ゲームが楽しめる、と。
  • 期待高まるんだよね。

【追記】

  • 物語はandで続いてゆくが、小説にはwhyという問いかけがある。
  • なぜ国(王朝)は興り、なぜ亡んでゆくのか。
  • 三国志の英雄たちの生き様は、小説的な「なぜ」に満ちてる。
  • 『三国志演義』では悪役とされる魏の曹操。
  • 史実でも後漢の王朝の権力を握った。
  • 曹操がその気になれば後漢の皇帝を退位させ自分が帝位につくこともできた。
  • しかし、そうしなかった。それはなぜか?
  • 曹操は若いころに会った橋玄の言葉に励まされ、生涯その恩を忘れなかった。
  • 魏という大国をつくったのは、橋玄のわずかな言葉。
  • 人にとっての最高の宝とは、言葉。
  • 言葉のプロである作家ならではの推理。
  • 橋玄とは何者か? 曹操の一生を、中国史をも変えた橋玄の一言とは?
  • それは、この本の見どころのひとつ。
  • 『三国志演義』では正義の味方である蜀の劉備。
  • 史実では、曹操の属将には勝っているのに、曹操には必ず負ける。なぜか?
  • この本では日本でもよく知られる故事成語を挙げ、劉備の心の秘密を推測。
  • それは、見事な推理で、やっぱりこれも見どころのひとつ。
  • 小説家は、人間のさまざまな「なぜ」を掘り下げる専門家。
  • 『三国志演義』のあらすじ、史実の時代背景、英雄たちの真実――
  • 手に汗握る名勝負の数々、三国志の故事成語、その後の歴史――
  • 縦横無尽に語ってる。
  • 弱者が強者に勝つ。努力や正義が報われない。――天はしばしば人を見放す。
  • そんな「なぜ」に満ちた三国志の世界を知りたくなったよ。
https://amzn.to/3dM9xqv

コメントする?

タイトルとURLをコピーしました