『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :柚木麻子
- 出版社 :小学館
- 定価 :1800円+税
- 発売日 :2021年10月27日
- 単行本 :506ページ
- ISBN-10:4093866244
- ISBN-13:978-4093866248
『よむかも』な本のポイント
- シスターフッド小説と聞き。
- シスターフッドって何ぞってなり。
- 友情にも似た姉妹のような女性同士の連帯だと知り。
- 最近の「#MeToo」で再注目されてるみたいな。
『よむかも』な本のレビュー
- 『らんたん』よむかも。
- この本は、著者の母校・恵泉女学園の創設者、河井道をモデルにした小説。
- 評伝小説だけどエンタメ性たっぷり、愉快痛快なお話なんだってー。
- 道は、少女時代に北海道で新渡戸稲造に出会った。
- 上京して津田梅子のもとで学び、アメリカに留学した。
- やがて女性のための学校設立を目指すようになった。
- そんな彼女を全面的に支えるのは教え子だったゆり。
- 道は猪突猛進、しかし迷いも抱える。ゆりは天真爛漫。
- シスターフッド小説としても楽しめるって話ね。
- (シスターフッドは友情にも似た姉妹のような女性同士の連帯を表す言葉)
- (――なんだって。最近の「#MeToo」で再注目されてるみたいな)
- さらには当時の有名人が続々登場する。
- あの歴史的な出来事の裏に道の存在が!?
- 明治から昭和初期にかけて、女子教育と権利向上のために尽力した女性たち。
- こんなにもいた女性たち!
- 今の社会は彼女たちが望んだ社会にどれだけ近づいているんだろうか……
- 自分のことは自分で! ――それが当たり前みたいな昨今。
- シェアの精神を訴え続けた道の教えはどう響くか。
- 努力も慎ましさもだいじだけど。
- 楽しいことや愉快なことを求めたっていいんだよ。
- 最近はとくに、そう言ってもらえるとちょっと楽になれる一冊ね。
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