昔の武士は自分の甲冑…【さまぁ〜ずの神ギ問 2017年04月16日】

2017年04月16日放送『さまぁ〜ずの神ギ問』のまとめ。
今回は神ギ問１、グ問６。

神ギ問：昔の武士は自分の甲冑をどこで買ってたの？

まずは『真田丸』で時代考証を担当していた丸島和洋さんに連絡、紹介してもらったのが甲冑武具研究家の藤本正行さん。昔の武士と言ってもいろいろな時代があるので、今回は合戦が最も多かった戦国時代の話を聞くことに。

Ｑ　戦国時代の武士は甲冑をどこで買っていた？

階級によって入手の方法が違っていた。

合戦に参加する武士の階級は３つ。まずは織田信長や明智光秀などの大名・重臣クラス、つづいて仕える大名から土地を与えられて生活していた一般武士クラス、最後は最下層の戦闘員である足軽クラス。

大名・重臣クラスの甲冑入手方法は、お抱えの甲冑の商人にオーダー。大名・重臣クラスは家督を受け継ぐ際に甲冑も受け継いでいた。しかしその甲冑が古くなると、サイズを使う人に合わせてオーダーメイドしていた。さらに色やデザインも自分好みにオーダーしていた。派手な甲冑で合戦中に目立てば評価が上がりやすかったこともあり、時代を追うごとに派手で個性的な甲冑になっていったという。

Ｑ大名・重臣クラスの甲冑は当時いくらぐらい？

高いものだと（現代のお金で）１０００万円台のものもあった。ちなみに戦国時代、甲冑の生産が盛んだった奈良・京都のものは今で言う高級ブランド品だった。

一般武士クラスの甲冑入手方法は、先代から使っていたものや仲間から安く中古品を買っていた。壊れた箇所は部分的に修理したり、漆を塗り替えて使っていたという。当時生活用品などを扱う道具屋で、質流れ品や盗品の武具が売られていたので、そこで買い足すこともあった。お金に余裕のない一般武士は、揃いのものが用意できず、左右バラバラということも多かった。合戦中には自分のものより良い武具を見つけると、引き剥がして自分のものにしていた。

Ｑ　敵の武士の甲冑を盗っても敵・味方見分けがつく？

時代劇で敵・味方が色分けをして戦っているが、あれはドラマとしての演出で、実際には小さな旗を敵・味方別々なものをつけている程度だった。

足軽クラスの甲冑入手方法は、自前の甲冑を持っていなかったので、主人から「御貸具足」を借用して着けていた。足軽クラスに配られる甲冑は、戦がない時に重ねて保管できるようにサイズが限られていた。さらに足軽クラスは、薄い牛の革に漆をかけたもの、または紙に漆をかけたもの使っていた。合戦が終わると武具は全て回収されていた。

こうして神ギ問の答えが導き出された。

Answer：武士の階級によって入手方法が異なり、大名・重臣クラスはオーダー、一般武士クラスは先祖のものや中古品、足軽クラスは主人からのレンタル。

グ問：日本で一番高い罰金ってなに？

検索ワード：罰金　最高額

脱税が一番高い罰金になる可能性があるようですね。脱税の罰金は「脱税した額以下」まで科すことができるそうで、脱税額が多ければ多いほど罰金の学も多くできるということでした。

実際の例で一番高かった罰金はとある法人に科された９億円だそうです。脱税額は３２億円というのは驚きでした。

具体的な数字を定めたものだと不正競争防止法で定められたもの、法人の場合「１０億円以下の罰金」、個人の場合「三千万円以下の罰金」が一番高い罰金といえるそうですが、上記のとおり、脱税の罰金には理論上の上限がないので、脱税額によってはどこまでも高い罰金が生じ得るということですね。

勉強になりました。みなさんも脱税にはお気をつけて（？）。

グ問：アーティストって自分の歌を全部覚えているの？

検索ワード：歌手　持ち歌　覚えてる

本日のゲストの℃-ute 岡井千聖さんいわく、「音程は覚えているけど、歌詞はさすがに覚えていない」。そりゃみんなそうか。ちなみにダンスがあると振りがないところが自分のパートだとわかるそう。これはアイドルならではの意見ですね。歌数にもよるのでしょうが、全部完璧に覚えていられたら、それは一種の特殊能力、才能なのではないでしょうか？　すなわち覚えていられるわけないですよね。