『ドルアーガの塔』は1985年ナムコより発売のファミコン・アクションRPG・レトロゲーム。ゲーム史に屹立する難攻不落の塔! 日本のゲーム史を語る上で外すことのできないタイトル!
――なんだけどいま実際にプレイしてみると……
『ドルアーガの塔』の基本情報
- ジャンル:アクションRPG
- 発売元 :ナムコ
- 発売日 :1985年8月6日
『ドルアーガの塔』の対応機種
- ファミリーコンピュータ
- Nintendo Switch(ナムコットコレクション)
など多数。
『ドルアーガの塔』のストーリー
ユーフレイト河のほとりにある小国バビリム王国は、天神アヌより授さずかりしブルークリスタルロッドの輝きによって栄えていた。しかし隣国スーマール帝国の侵略により、その繁栄に終止符が打たれる。
スーマール帝国に蹂躙されたバビリム王国では、民は奴隷に落とされた。そして帝国は天に掲げられたロッドを奪うべく、高くそびえる塔の建設にこれを酷使した。天神アヌはこの事態を知るに、怒りの雷を落として塔を破壊、帝国兵の魂をロッドの中に封印する。
が、時すでに遅く、塔によってロッドの光が遮られたことにより、悪魔ドルアーガが復活していたのだった。ドルアーガはかつて、バビリム王国の守護神である女神イシターとの戦いに敗れ、封じられていた。
復活したドルアーガは魔力を用いて塔を修復、天上界からブルークリスタルロッドを盗み出し、塔の中に立てこもる。イシターの巫女カイはロッド奪還のため塔に挑んだが、ドルアーガの強大な魔力の前に敗れ石に変えられてしまった。
バビリム王国の王子ギルは、囚われた恋人カイを救うべく、アヌ神より授かった黄金の鎧を身にまとい、ドルアーガの塔に挑むのだった。
『ドルアーガの塔』のプレイ雑感
『ドルアーガの塔』ってなんとなーく聞いたことある! 有名なゲームだよね?
そうだね。「ゲーム史に屹立する難攻不落の塔」として日本のゲーム史を語る上で外すことのできない作品――らしいんだけど……
- アーケードで話題となりファミコンへ移植されヒットとなる。
- 『ドラクエ』のようなRPG以前のファンタジーアドベンチャーの代名詞。
- 60階建ての塔の各フロアを順番にクリアしていくアクションRPG。
- ノーヒントで宝箱を出現させなければならない謎解きの難易度が異常に高い。
- 求められるコマンド入力がかなりシビア。
- 以上のことから「伝説のマゾゲー」と語られることも……
きっと面白いんだろうな! ――ってさっそくプレイしてみたんだけど……これ、むずかしすぎない?
むずかしすぎるね
それにつまんなくない? 宝箱の出し方とかネットで調べて、その通りにやっていくだけのいわゆる「作業ゲー」って気がするんだけど……。でもこれ、ネットとかなかった時代はどうしてたんだろうね?
調べてみると――
うーん、友達とかに教えるために、難しい「宝箱の出現方法」を自力で発見して自慢してたりしたのが、楽しかったのかな?
そういう側面はあるみたい。「すべての謎を解明するまでの時間がこのゲームを最も面白く見せていた」って、いってる人もいるんだって
なるほどねー。ちょっと宝箱の出現方法を見てみよっか
- 1階………グリーンスライムを3匹倒す。
- 5階………メイジの放つ呪文を歩きながら3回受ける。
- 22階……十字ボタンを右に7回、左に1回、右に7回押す。
- 31階……セレクトボタンを押す。
低階層のフロアは比較的わかりやすいけど、徐々にわかりにくくなっていくよね。31回の「セレクトボタンを押す」とか、プレイ中に使わないボタンとか、プレイ中にふつう押さないよね
でも、偶然にもむずかしいのを発見したらすごくうれしくなるかもしれないね。たぶん自慢げに友達に教えたくなると思う!
そんなこんなで、実際にやってみた感想としては「賞味期限付きのゲーム」っていう評価に納得させられた結果になったね
今回は現代っ子たちにはちょっとおすすめしにくいタイトルかもね
とはいえ、インターネットで攻略情報が充実している現代だからこそ、かつて『ドルアーガの塔』で悔しい思いをした人たちには、懐かしい思い出とともに楽しめるレトロゲームだよね
おしまい。
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