『スターフォース』は1985年ハドソンより発売のファミコン・シューティング・レトロゲーム! 名人やエア16連射など連射ブームの火付け役となったことで有名!
本作では結局わからずじまいな暗黒星ゴーデスの正体が深い
『スターフォース』の基本情報
- ジャンル:縦スクロールシューティング
- 発売元 :ハドソン
- 発売日 :1985年6月20日
『スターフォース』の対応機種
- ファミリーコンピュータ
- Nintendo Switch アーケードアーカイブス(アーケード版)
など。
『スターフォース』のストーリー
時空歴2010年。
殺戮と掠奪を繰り返しながら宇宙を進む浮遊大陸があった。
暗黒星ゴーデス。
一人の戦士がスペース・パトローラーに乗り込み、闘いを挑む。
人々はこれを「ファイナルスター」と呼び、最後の望みを託した――
はたして2000年の永きにわたる戦いにピリオドは打たれるのか。
そして、暗黒星ゴーデスの正体とは?
『スターフォース』のプレイ雑感
もう指がいたい! なのに連射がやめられない!
『スターフォース』といえば、なんといっても連射だよね。「連打」じゃなくて「連射」なんだって
ね! 話を聞いたんだけども、かつては連射を極めし「とある名人」がいて、日本に空前の連射ブームが巻き起こったんだって。その火付け役となったゲームが『スターフォース』なんだよね!
休み時間とかみんな「エア16連射」してたらしいんだけど、エア16連射って。やってみてもらったんだけども、ちょっとウケた
ちなみに、初期型ファミコンだった人は、連射できなかったんだって。Aボタン・Bボタンがプラスチックじゃなくて、四角いゴムだからって
連射ブームーーなんか想像に難い時代だよね
いま連射が必要なゲームってあるかな?
調べてみたけど、FPSとかで連射が必要なゲームがあって、じつは現代でも一部で密かに連射ブームがきてるらしいよ
へー、やっぱりブームは巡っているんだね!
ここでちょっとだけ、『スターフォース』がどんなゲームなのか、まとめておくよ
- 元はテーカンがアーケードでリリースしたシューティングゲーム。
- ハドソンがファミコン版を移植。
- 第一回全国キャラバンの公式ソフトにも採用された。
(全国キャラバンはハドソン主催の昔のゲーム大会) - 自機ファイナルスターを操作して飛来してくる空中物を破壊。
- 地上物も破壊していく。
- 『ゼビウス』と似ているが、空中物と地上物は同一ショットで破壊できる。
- この一種のショットでひたすら破壊する爽快感が高評価を得る。
- また、ボーナスポイントが隠されているのも大きな特徴。
- それらは「スターフォース7つのナゾ」と呼ばれ、
・合体前ラリオスを破壊して5万点
・片側のジムダを連続10個破壊で8万点
・クレオパトラ破壊でなんと100万点
――などのボーナスが得られた。
『スターフォース』ってさ、最後までいってもインフィニティエリアに突入して、レトロゲームではおなじみの無限ループになっちゃうよね。ストーリーにもある「ゴーデスの正体」とか「ゴーデス倒せたのか」とか、よくわかんないよね
暗黒星ゴーデスって「大陸なの? 星なの?」ってなるよね。それだけにその正体には興味を惹かれるんだけども、どうやらそれは続編である『スーパースターフォース 時空暦の秘密』で明かされるらしいんだよね
え、そなの? すっごく気になるんだけども
みーとぅ。そんなわけで続編がからんでいて、ちょっと邪道になっちゃうけど、ゴーデスの正体について調べてみたよ
- ゴーデスとは時間と時空を操る伝説の怪物で、封印されていた。
- しかし何らかのきっかけによりその封印が解かれた。
- 封印が解かれたゴーデスは地球を破壊。
- 破壊された地球は暗黒星ゴーデスとなり時空歴が始まる。
- 時空歴2010年、ファイナルスターによりゴーデスが倒される。
(本作『スターフォース』の話) - その後、主人公はゴーデスの謎を探るべく過去にワープ。
(ここからが続編『スーパースターフォース』の話) - 過去にワープしてたどり着いたのは、時空歴元年以前の世界――西暦2137年。
- 主人公はゴーデスの正体を探る過程でその封印を破壊してしまう。
- これによりゴーデスが現れ、時空歴が発生。
- 永遠に繰り返される歴史のサイクルとなる。
うわお、なんとループものだったとは。シンプルなゲーム性の中に、結構奥深いストーリーがあったんだね。なんかレトロゲームってループもの多くない? まえにやったFF1のイメージが強いだけかな?
しかも、さらにトゥルーエンドなるものもあってね、
- ゲーム中にある条件を満たすと、ゴーデスの封印内部に侵入できる。
- そこでゴーデスの封印を永遠のものにして、地球は平和になる。
- しかし、こうなると時空歴は始まらない――
- つまり、主人公も存在しなかったことに……
な、なるほど。自分の存在そのものが消滅する自己犠牲の上で平和な歴史を掴むのか、それとも永劫の歴史の中で瞬間の命を生き続けるのか――究極の二択だね、深い
ね、シンプルなゲームなのに、こんなに奥深い物語があるだなんて。ファミコンじゃなければ、もっとちゃんと描けたのかな。だけど、あまりストーリーを描き込んでも、今度はゲームとしてのシンプルさが損なわれるような気がするし……
ひょっとして、究極の二択?
――いや、『スターフォース』はこれでよし。シューティングゲームだし。あんまりストーリーとか気にする人はいないんじゃないかなぁ
せっかくおもしろいストーリーなのにね。……しかし続編の『スーパースターフォース 時空暦の秘密』をやらなければ、ゴーデスを倒して平和を取り戻した未来に暮らす主人公を想像しながら幸せに終われるよね!
そんなシュレーディンガーの猫的なことでいいのかな
そんなこんなで、話が続編のほうにまでいっちゃったけど、『スターフォース』は間違いなく名作レトロゲーム。アーケード版ならスイッチでもプレイできる!
今後スイッチオンラインにファミコン版が移植されることを願いつつ。ファミコンで縦スクロールシューティングを遊ぶなら、まずはおすすめしたいレトロゲームだよ
おしまい。
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