メタルマックス【ファミコン・コラム】、救急車を立派な戦車(クルマ)にカスタマイズする楽しみ!

レトロゲームがおもしろい
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『メタルマックス』は1991年データイーストより発売のファミコン・RPG・レトロゲーム。決してメジャーではないけれどコアなファンが多いタイトル!

2021年に30周年を迎える。新作の発売タイミングに初代を彷彿とさせる不吉な予感……

『メタルマックス』の基本情報

  • ジャンル:RPG
  • 発売元 :データイースト
  • 発売日 :1991年5月24日

『メタルマックス』の対応機種

  • ファミリーコンピュータ
  • スーパーファミコン(メタルマックスリターンズ ―ファミコン版リメイク―)
  • Wii、3DS(バーチャルコンソール)

『メタルマックス』のストーリー

いったい何が起こったのか!?
文明は崩壊し、平和はがれきの下へ朽ち果てた……。
人類はもはや地上の支配者ではなくどこからともなく現れたモンスターたちの姿に怯えて暮らすおくびょうな小羊になりさがっていた。
謎につつまれた〝大破壊〟の日々。
人類はその記憶さえも失くし過去の文明の遺産を食いつぶしながらただ生きているだけであるかのように見えた……。
だが、人類はまだ、年老いてはいなかった!
凶暴なモンスターがうろつく、この危険な世界にもいつしか村や町ができあがり人々はささやかな活気をとりもどしつつあったのである。
そしてここに、この時代であるがゆえに光を放つひと握りの、荒々しい人間たちがいた!
それは、強力な戦車を駆ってモンスターどもをなぎ倒す情け無用の賞金稼ぎ……。
人々は、尊敬と恐怖の念をこめて彼らを、モンスターハンターと呼んだ…!

取扱説明書 <ストーリー> より

『メタルマックス』のプレイ雑感

『メタルマックス』はメジャーなタイトルとは言いがたいけど、コアなファンが多くて、現在でもシリーズが続いてるゲームなんだってね!

2021年に30周年を迎える『メタルマックス』は、新作『メタルマックスゼノ リボーン2』の発売も決まってるんだけども――調べてみると不吉な予感がするんだよね……

ね。つい先日PS5が発売された(2020年11月12日)中、その翌年にPS4ソフトとして発売って。スーパーファミコン発売(1990年11月21日)の翌年に発売された初代『メタルマックス』の発売タイミングとダブるんだよね。まあ、スイッチ版もあるんだけどさ

意図してるわけじゃないと思うんだけど、なんか怖いよね。しかも30周年の準備編的に『メタルマックスゼノ』をリメイクした『メタルマックスゼノ リボーン』が、酷評された前作よりもさらに酷評されてて……

やばいよね。「『ゼノ』 → 『ゼノ リボーン』」の「PS4からPS4にリメイク」ってわけわかんないし。経緯的に「30周年記念に『ゼノ2』出したいけど、『ゼノ』が不評すぎてこのまま出すのはまずいから『ゼノ リボーン』させてください!」って感じだったんでしょ? ……やばいよね!?

まぁ、『メタルマックス』ユーザーはコアなファンが多いし、『メタルマックス』の続編が出るだけでもうれしいって人たちもいるみたいだから、大丈夫なのかもなのだけれども……

そういうファンの人たちの期待を裏切らないゲームになってほしいよね! 『ゼノ リボーン2』!

そうだね。ところで、話がいきなり逸れちゃったけど、『メタルマックス』のプレイ雑感を述べなきゃだよね

そーだね。いや、不景気な話題から入っちゃったけど、『メタルマックス』はおもしろいよ!

荒廃した世界観がいいよね。ディストピア好きな我々としてはうれしいタイトルだよね

RPGといえば「剣と魔法」のファンタジーが主流の中、荒廃した近未来を舞台に戦車に乗って旅をするって、当時としてはかなり斬新だったんじゃないかな? ちょっと『少女終末旅行』とか思い出しちゃった

当時のキャッチコピーは「竜退治はもう飽きた!」。『ドラクエ』シリーズの影響による「RPG=中世ヨーロッパ風ファンタジー」という構図に、ひとつのアンチテーゼを投げかけた挑戦的なタイトルだったみたい

主人公の少年は「世界一のハンターになる!」という漠然とした夢のために、「地道に生きてほしい」と願う父親から勘当をくらって家を追い出されてしまう

 

「ハンターになる」って聞くと『ハンターハンター』を思い浮かべちゃうのは私だけ?

なんか今回は漫画がよく思い浮かぶよね。『メタルマックス』で言うところの「ハンター」は「モンスターハンター」のことだから、ゲームの方を思い浮かべる人も多いかもしれないけど

本作の特徴として「自由度の高さ」が挙げられるよね! RPGといえば「魔王を倒す」という明確な目標があって、それに向かって旅をして強くなるわけだけど、『メタルマックス』にそういった一本道な道筋はない

エンディングを見るには『とうちゃんと会話し「引退」コマンドを選ぶ』っていうのが、その自由度の高さを物語る代表的システムかも

主人公は世界を旅したり、賞金首を退治したり、仲間を探したり、レアアイテムを探したり、戦車を探したり、入手した戦車をカスタマイズしたり、もちろんしなくてもいいし――どことなく現代のオンラインゲームの自由度の高さに似てる気がする

私はとくに戦車のカスタマイズが楽しかったな。『メタルマックス』の世界では戦車は「クルマ」と呼ばれていて「戦闘能力を持った戦う車」全般を指す。バギーやバンも大砲や機銃を積み込めば立派な戦車(クルマ)と呼べる

バンもただのバンじゃなくて救急車なのがユーモラスなんだよね!

救急車は、カスタマイズ次第で「最強のクルマ」となりうる可能性を感じさせるクルマで、私は一番好きだったな

私はやっぱり「レッドウルフ」かな。ウルフの魂はしっかりと引き継いでいかなきゃって、思っちゃうよね!

そんな『メタルマックス』は近年のハードでは移植版はないみたい

新作にも期待したいけど、旧作の移植版も配信してほしいところだね!

おしまい。

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