『迷宮組曲 ミロンの大冒険』は1986年ハドソンより発売のファミコン・アクション・レトロゲーム。ミロン可愛い! ストーリーに惹かれる! テーマである音楽もいいしゲーム自体も面白い!
ただ難しい。ただ間違いなく名作だと思う
『迷宮組曲 ミロンの大冒険』の基本情報
- ジャンル:アクション
- 発売元 :ハドソン
- 発売日 :1986年11月13日
『迷宮組曲 ミロンの大冒険』の対応機種
- ファミリーコンピュータ
- Wii、3DS(バーチャルコンソール配信)
など。
『迷宮組曲 ミロンの大冒険』のストーリー
ミロンの住んでいる“エプシロン星”の住人はお互いに触れるだけで相手の気持を理解することができた。そのため、文字や言葉は発達しなかった。離れた人に自分の気持を伝えるためには、音楽が使われたのだ。人々は、楽器を使って自由に会話を交わすことができた。しかしこの物語の主人公ミロンには、その能力がなかったのだ。“どうしてぼくだけ人の気持がわからないんだろう? どうしてぼくだけ楽器をうまく使えないんだろう? もしかしたらぼくはこの星の人間ではないのかもしれない。もしかしたら、ぼくみたいな人間がまだこの星にいるかもしれない……。”そう思ったミロンは、仲間をさがす旅にでることにした。
ちょうどその頃ミロンの住むイシュタル村に、ある危険がせまっていた。村の長老はその危険をまわりの7つの谷に伝えるために、伝令を送った。が、だれ一人としてこたえる者がなかったのだ。
ミロンは旅の始めにこの謎を解くため、7つの谷を治める王女エルシラに会うことにした。というのは、エルシラの住むロクタスの街にいちばん最初に伝令が届いているはずだからだ。しかし、ロクタスの街についたミロンが見たものは、楽器を魔人に奪われてこまっている街の人々の姿であった。というのも、北の果てにすむ魔人が、エルシラの住むガーランド城を占領してしまったからなのだ。魔人は、エルシラを城の奥深くにとじこめ、村中の楽器を隠してしまったのだ。魔人退治をかってでたミロンにロクタスの司祭は言った。
“城にはこんなときのために、王女様が様々な道具を隠されました。このシャボンがあなたに魔法の道具の隠し場所や道具を売る店の場所を教えてくれるはずです。城のなかには魔人や魔人の手下のほかに、村の若者や王女がおります。どうか、たすけ出してください”
ミロンはガーランド城のなかに隠された謎を解き、奪われた楽器をとりもどして、閉じ込められている王女をたすけだすことができるだろうか……。取扱説明書<迷宮組曲プロローグ>より
『迷宮組曲 ミロンの大冒険』のプレイ雑感
『迷宮組曲 ミロンの大冒険』、これはいい! しゃぼん玉で攻撃するミロン可愛いし、面白い!
『迷宮組曲 ミロンの大冒険』は「音楽」をテーマにした横スクロールアクションゲーム。進むごとに重厚になっていく各ステージのBGM、そして楽器を一つ一つ集めていくことで完成するボーナスステージのBGM。これらがこのゲーム独特の世界観を演出していてとっても秀逸な感じ
グラフィックと合わせてメルヘンチックでポップな世界観だね!
舞台は、魔女マハリトのいる「ガーランド城」なんだけど、説明書のストーリーではとくにこのマハリトには触れられていないんだよね――「魔人=魔女」なのかな?
そういえば、ミロンの『どうしてぼくだけ人の気持がわからないんだろう? ……』って疑問も結局謎のままだし……
なんかそこだけ聞くと哲学的な感じでめっちゃ気になる。アクションゲームのおまけのようなストーリー設定にもどこか惹かれるものがあるね
ともあれ、この「ガーランド城」の内外を探索して、いろんろな仕掛けを攻略していく! 装備品とか回復アイテムを買えるお店もあって、なんか『ゼルダの伝説』みたいな感じ
ディスクシステムの『ゼルダの伝説』がたしか同年に発売されてるね。『ゼルダ』は有名だけども『迷宮組曲』はいままで聞いたことなかったよね
正直、『ゼルダ』にも負けないくらい面白いゲームだと思ったよ!
たしかに。とはいえメルヘンな雰囲気とは裏腹に激ムズだよね、このゲーム
ね! セーブ機能はもちろんないし、パスワードでの再開もできない! 説明書で名人が『ゲームをする時間は1日に1時間だけにすること。だらだらと何時間もプレイするよりは、1時間だけ集中してプレイしたほうがうまくなるのが早いんだ』って言ってるけど、1時間でクリアとか無理!
アクションゲームが苦手な私としては、そもそもクリア自体が無理
当時のプレイヤーはこれクリアできたのかな?
調べたかぎりだと総じて「難しい」っていう評価だからクリアできなかった人も多そう。『小2のとき、両親と「このゲームをクリアしないとつぎのゲームは買わない」って約束して、1日2時間2ヵ月かけて全クリしたときはうれし泣きした」って人もいたよ
その気持ちめっちゃわかる! その約束と時間制限があって、小2の子が2ヵ月もかかってこの難しいゲームをクリアしたところを想像しただけでも泣きそうだもん!
ね。パッケージ絵やグラフィックも可愛いし、童話ちっくなストーリーも魅力的だし、ゲームとしても面白いし、音楽もいい――名作と呼んでもいいレトロゲームだと思うんだけど、あまり有名じゃないよね
移植もWiiとか3DSとか度々されてはいるみたいなんだけどね
ここはぜひとも『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』で配信してもらって、たくさんの人にプレイしてみてほしいよね
おしまい。
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