百の世界の物語【ファミコン・コラム】、RPG+ボードゲーム=テーブルトークRPGっておもしろいね!

レトロゲームがおもしろい
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『百の世界の物語』は1991年アスク講談社より発売のファミコン・テーブル&RPG・レトロゲーム。テーブルトークRPGのエッセンスを気軽に体験できる隠れた名作!

RPGの元祖はウィザードリィやドラクエじゃなくてテーブルトークRPGだって知ってた?

『百の世界の物語』の基本情報

  • ジャンル:ロールプレイングゲーム、ボードゲーム
  • 発売元 :アスク講談社
  • 発売日 :1991年8月9日

『百の世界の物語』の対応機種

ファミリーコンピュータ

『百の世界の物語』のストーリー

遠い世界の物語
それは、とても遠い世界の物語。
そして、とてもなつかしい物語。
竜退治のお話、隠された財宝を探す話、いなくなったお姫さまを探す話…。
それはユキリアと呼ばれる世界。
それは冒険のための世界。
美しいお姫さまがいて、とっても偉い王さまがいて、火を吹くドラゴンがいて、勇敢な冒険者がいて…。
その世界は夢のよう。
幼いころに聞かされたお話のよう。
魔法の本を開くように、そのたびごとに新しい冒険が、不思議な世界があなたを待っているのです。
さあ、物語のページをめくりましょう。
その物語の名前は──
「百の世界の物語」。

(公式ストーリーより)

『百の世界の物語』のプレイ雑感

『百の世界の物語』ってどんなゲーム?
  • 一言でいえば、RPG+ボードゲーム。
  • 人間とCOM合わせて2~4人までの同時プレイ。
  • マップを移動して、クエストやバトルをクリアする。
  • レベルを上げて、装備を整え、目的達成を目指す。

『百の世界の物語』とは、RPGとボードゲームの融合――

これまでやってきたレトロゲームの中だと『ドラクエ』と『桃鉄』を合体したような内容だよね

それ、すなわち『ドカポン』!

うん、言っちゃったね

うん、言っちゃった!

『ドカポン』もそうだけど『百の世界の物語』は「『テーブルトークRPG』を手軽に遊べるゲーム」なんだって

テーブルトークRPGって何?

テーブルトークRPGとは

ゲーム機やコンピューターを使わず、紙や鉛筆、サイコロを用いて人と人との対話をメインに、ルールブックのルールに従って遊ぶテーブルゲームの一種。

まあ、「RPG風のすごろく」ってことなんだけども、じつはRPGといえば、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(D&D)っていテーブルトークRPGが「世界で最初のRPG」なんだって

え、じゃあ、「RPG」っていえば『ドラクエ』とかの「コンピューターゲーム」じゃなくて、本来は紙とサイコロを使った「テーブルトークRPG」のことを指すってこと?

そうなんだって。日本では『ダンジョンズ&ドラゴンズ』よりも先に『ウィザードリィ』とかのコンピューターゲームのほうが人気化してしまって、それと区別するカタチで「テーブルトークRPG」って言葉が生まれたらしいよ

へー、そうだったんだ。『ダンジョンズ&ドラゴンズ』って『オーバーロード』とかが影響受けてるとか、名前は聞いたことあったんだけども、そういうゲームだったんだね

むしろ日本のRPGはほとんど影響受けてると言っても過言じゃないんじゃないかな?

なんか知らなかったことが申し訳なく思えてくるね、テーブルトークRPGこそが真のRPGだったのにね

そうだね。ちょっと興味をもったから、テーブルトークRPGのリプレイ動画とか見てみたんだけども、たしかにコンピューターゲーム化したほうが利便性がいいんだよね。ゲーム進行も断然速いし

でも、なんだか楽しそうな雰囲気は伝わってきたよね! 見てるこっちも楽しくなってくるような!

だね。「SAN値」だっけ? 用語とか知ってたら、じつはもっと楽しめるのかもしれないね

そんなテーブルトークRPGのエッセンスを気軽に体験できるのが『百の世界の物語』!

『百の世界の物語』はファミコン以外にまったく移植されてなくて、流通数が少なかったらしく、良作にもかかわらずマイナーなレトロゲームっていわれてる

おもしろいのにね

ね。とはいえ、冒頭でも名前が出たけど、いまじゃ『ドカポン』とか、『百の世界の物語』のよさの上にさらにいい要素を盛り込んでる新しいゲームがいっぱいあるから、今後もプレイする機会はあまり生まれないかもしれないね

……ところで、流通数が少なかったということは――ひょっとしてお高いんでしょう?

お金の話好きだよね、君

みんな大好き、お金の話!

まぁ、私も好きだけど。Amazonで見てみたら「8000円~23000円」くらいで売られていたよ

やっぱり! けっこういいお値段になってる!

そんなプレミア感も含めて『百の世界の物語』はまさに隠れた名作といえるレトロゲームだね

おしまい。

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