『バベルの塔』は1986年ナムコより発売のファミコン・アクションパズル・レトロゲーム。ビッグパスワードを集めろってこんなんわかるかっ!
なので表・裏の壁画の出し方とビッグパスワードを記録しとくよ
『バベルの塔』の基本情報
- ジャンル:アクションパズル
- 発売元 :ナムコ
- 発売日 :1986年7月18日
『バベルの塔』の対応機種
- ファミリーコンピュータ
- Nintendo Switch(ナムコットコレクション)
など。
『バベルの塔』のストーリー
遠い遠い忘れ去られてしまった、いにしえの昔から、人は高いものに憧れ高みに登ろうとして天空を夢見ていた。
古代バビロニアの人々が王の命を受け“天と地のきずな”として、又、神々が地上に降臨するための「神の階段」として、ジッグラト(聖塔)を建てたという、それがバベルの塔である。
古代バビロニア人はバビロンの至上神アヌやマルドゥクといった神々をまつっていた。バベルの塔の頂上には美しい庭園があり神々が地上におもむく時、ここに立ち寄ると信じられていた。
今、ここに一人のヒーローにより時空を超えてバベルの塔はよみがえる。はたして、その頂上には古代世界の七不思議とされるバビロンの空中庭園は存在するのだろうか?………取扱説明書 <ストーリー> より
『バベルの塔』のプレイ雑感
『バベルの塔』は有名だよね! 旧約聖書の「創世記」に登場する巨大な塔!
それをモチーフにしたアクションパズル・レトロゲームのほうはどうかな? 知ってる人多いかな?
アクションパズル・レトロゲームといえば、こないだ『ソロモンの鍵』をやったよね!
そうそう。『ソロモンの鍵』はむずかしいけど、ついついやり込んでしまう中毒性がある傑作だったね。本作『バベルの塔』も負けず劣らず――ファミコンのアクションパズルはホントおもしろいゲーム多いよね
- 主人公は考古学者のインディー・ボーグナイン。
(ペンネーム:コギト・エラスムス) - バベルの塔の頂上にあるとされる「バビロンの空中庭園」。
- その存在を確認するため、64フロアの謎を解き明かしていく。
- インディーにできるのはL字ブロックを積み上げることのみ。
- L字ブロックを持ち上げるたびパワーが減っていくため、むやみな行動は厳禁。
- 8面ごとに「ビッグパスワード」と呼ばれる壁画がある。
- これを確認するには、そのフロアで特定の行動をしなければならない。
- 最終面クリア後、8つのビッグパスワードを正しく入力するとエンディング。
- これが本作最大の難関、ノーヒントのためひたすら勘に頼るしかない。
- あまりの理不尽さにあの『ドルアーガの塔』との類似性が指摘される。
- EDで表示されるコマンドをOPで入力すると「裏バベルの塔」に挑戦できる。
- よって、全128面(表64+裏64)の大ボリュームとなっている。
主人公のインディーかわいいよね! 「やあ!」って感じで片手上げてるポーズがとくに! 「記念撮影ですか?」ってツッコミたくなる!
なんか『ムーミン』のスナフキンに似てるよね。インディーは考古学研究者にして探検家。美人には滅法弱いが正義感は強い。バベルの探検記を書く予定で、ペンネームは「コギト・エラスムス」っていうんだって
細かく設定があるんだね! ……こぎとえらすむす?
そこ、気になるよね。調べてみたら「コギト・エラスムス」はラテン語で、日本語だと「我思う、故に我在り」。デカルトが提唱した有名な命題で、哲学用語として有名なんだって
あ、それなら聞いたことある! 我思う、故に我在り!
本作は、インディーを上手く操作して『バベルの塔』を攻略していくわけなんだけど、これがなかなか一筋縄ではいかないんだよね
ね! 敵から逃げつつ頭を働かせて、半ブロック単位でL字ブロックを組み合わせながら進んでいかなくちゃいけないんだけど、L字ブロックを逆向きにするだけで全然違った展開になる!
ファミコンはビジュアル表現にかなり制限があって多くのゲームがブロック単位の表現になってる。パズルゲームとかはそのくらいシンプルなほうがわかりやすい。しかし、シンプルだからといって簡単ではない
簡単な要素だからこそ、パズルには歯ごたえがあって、クリアしたときには思わず「よし!」って言っちゃうよね!
『バベルの塔』の最大の難関といえば、8フロア単位で発生する壁画(ビッグパスワード)の出し方なんだけど……
「こんなんわかるかっ!」って叫びたくなるよね! ホントにね!
だよね。あまりの理不尽さに当然自力でクリアなどできず……。悔しいから現代の利器インターネットを駆使して、表・裏の「壁画の出し方」と「ビッグパスワードの並べ方」を調べちゃったよ。記録しておくね
『表バベルの塔』の壁画の出し方
- 08面……十字キーを右上に押し続ける。
- 16面……十字キーを右に押し続ける。
- 24面……ブロックを持った状態で十字キーを右に押し続ける。
- 32面……十字キーを左下に押し続ける。
- 40面……十字キーを左上に押し続ける。
- 48面……左端に石2つで階段を作り上る。
- 56面……石を持った状態でキーを下に押し続ける。
- 64面……右端・左端にブロックを置いて上る。
『表バベルの塔』のビッグパスワードの並べ方
『裏バベルの塔』の壁画の出し方
- 08面……左から4番目、1番目、4番目の像の下で上を押す。
- 16面……十字キーを左に押し続ける。
- 24面……ブロックを持った状態で十字キーの上を10回押す。
- 32面……十字キーの上を押し続ける。
- 40面……出口の下側半分を塞ぐように3段の階段を作って上る。
- 48面……右・左端にブロックを置き、右→左の順で上る。
- 56面……十字キーもしくはABボタンのいずれかを押し続ける。
- 64面……残機を1人にしてから、Bボタンを連続で28回押す。
『裏バベルの塔』のビッグパスワードの並べ方
裏64面の「残機を1人にしてから、Bボタンを連続で28回押す。」とか、他にもいろいろと、わかるかっ!
わからなすぎて、もはや「ビッグパスワードを総当たりしてエンディングを見た」って猛者もいるみたい
まじで!? だって、8つの順列だよね? えっと……
「8!=40320」通りね
まじで!?
その人は2つはわかってたらしいから6つの順列になるけどね
いやいや、それでも、えっと……
「6!=720」通りね
まじでか!? 16面以降はパスワードによるコンティニューが可能とはいえ……まあ、当時はインターネットとかもなかったんだろうし、方法がそれしかないっちゃないんだろうけど、すごいよね
ね。しかもその人は当時小学生の女の子だったらしいよ
それは、もはやヤバいね!?
もちろん攻略本はあったけど、直接はやり方が書かれてなくて、ゲーム内容に合わせた趣向だったのか、難解な謎解き風の文章になってて――ホント考古学者よろしく自分で読み解かなくちゃいけなかったんだとか
『聖なる騎士は、右目を傷つけた。上方より落つ銀のおの。それはたましいの叫びよ。きつつきの矢のあいずにしたがい、とけいの針は右に回る。』
※解、「8面」のヒントなので「0+8=8文字ごと」に読んでいくと「右上押し続ける」となる。
再びのわかるかっ!
ビッグパスワードの理不尽さ、ホントたくさんの人に味わってもらって、この気持ち共有したいよね!
おしまい。
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