『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :今中博之
- 出版社 :晶文社
- 定価 :1600円+税
- 発売日 :2022年4月27日
- 単行本 :224ページ
- ISBN-10:4794973101
- ISBN-13:978-4794973108
『よむかも』な本のポイント
- 蟹を籠に入れるとそこから逃げ出すため仲間の足を引っ張り合う。
- だったらどうする? ……みたいなこと?
『よむかも』な本のレビュー
- 『なぜ「弱い」チームがうまくいくのか』よむかも。
- 強力なメンバーを揃え、それを率いる有能なリーダーを据える。
- それで必ずしもチームが上手く回るのかといえば、そうとも限らない事実。
- 著者は、身体に障害がある。
- ゆえに、多様で弱いチームをつくり、実績を重ねてきた。
- この本は、その経験から一種独特なチームの在り方を提起する。
- 著者の働く現場とは。
- 高齢者、障害者、貧困者、マイノリティー。
- 何かしらのハンディキャップを抱えた人たちからなる。
- そこでは「弱さ」こそが重要だという。
- だから、メンバー同士が「切れてもいい約束」をたくさんつくっている。
- それは頼りない関係に思える。
- しかし、その頼りない関係を縦横に張り巡らせたなら多様性となる。
- 多様性ある組織ではメンバー個々が自立、ばらつきの幅の広さが担保される。
- これが重要である。
- みたいな。
- この本は、異色の組織論、リーダー論、認識論。
- どれも実践に裏打ちされたものだから、説得力があるって。
- 組織や社会を考える上で貴重なヒントに。
- あるいは、ボランティア活動などにも活かすこともできそう。
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