人間と宗教あるいは日本人の心の基軸

社会・政治

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :寺島実郎
  • 出版社   :岩波書店
  • 定価      :2000円+税
  • 発売日   :2021年11月29日
  • 単行本   :296ページ
  • ISBN-10:400061505X
  • ISBN-13:978-4000615051

『よむかも』な本のポイント

  • そういえば、宗教は生きづらい環境で生まれるって聞いたことある。
  • ブッダっていいとこのお坊ちゃんだったって聞いたこともある。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『人間と宗教あるいは日本人の心の基軸』よむかも。
  • 世界化へ向かう仏教とキリスト教の渡来。
  • 日本固有の神と仏教の関係に始まる多彩な宗教論。
  • 親鸞によるパラダイムシフト。
  • 日蓮における「国難」
  • 神仏習合の紆余曲折。
  • 近現代における仏教受難。
  • キリシタンの苦難。
  • この本は内外の「現場」を訪ね歩く。
  • と同時に、多くの先達の研究を渉猟してる。
  • もって、思索を通じて宗教の内実へと分け入ろうとする試み。
  • タイトルにある通り、とくに日本人と宗教に焦点を当てている。
  • 日本人の宗教的強みと弱みとはいったいどこにあるんだろうか。
  • 日本人の宗教心の基底には仏教、神道、儒教、キリスト教がある。
  • 一方で、昨今の国家神道への回帰には警鐘を鳴らしてる。
  • 人と意思を通じ合わせるには宗教理解は不可欠である。
  • たまには宗教を考えるのになかなかよさそな一冊みたい。
人間と宗教あるいは日本人の心の基軸
極端なまでに政治権力と一体化した国家神道の時代への反動から、物質的繁栄を最優先し、「宗教なき社会」を築いた戦後日本。しかし二〇世紀型の工業生産力モデルは力を失い、コロナ禍の下、日本の埋没は顕著だ。「日本人の精神性とは何か」、イラン革命の衝撃...

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