シェークスピア・カバーズ

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :イッセー尾形
  • 出版社   :スイッチ・パブリッシング
  • 定価      :3200円+税
  • 発売日   :2021年9月20日
  • 単行本   :448ページ
  • ISBN-10:4884185668
  • ISBN-13:978-4884185664

『よむかも』な本のポイント

  • 「リチャード三世」かな。「ベニスの商人」かな。
  • 題材を当てるクイズのような面白さも。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『シェークスピア・カバーズ』よむかも。
  • 「ハムレット」「アントニーとクレオパトラ」――
  • シェークスピアの名作戯曲に触発されて書いた10篇の小説集だって。
  • 何を題材にしてるのか、ナゾ解きのような面白さがある。
  • たとえば「暗黙の深海」
  • ナチスドイツの降伏後、特命を受けた日本の潜水艦がUボートと接触する。
  • 叛乱と統制。飛び交う伝聞。
  • 疑心暗鬼の密室で忖度に流される乗組員の動きは、現代政治を皮肉ってる?
  • たとえば「クォーター・シャイロック」
  • ユダヤ人の血が入っているのを理由に抜擢された端役俳優。
  • ヒトラーらを前に憎まれ役を演じる。
  • 客席の前列に座るナチス幹部の冷たい視線――
  • しかし誰も演じたことのないユダヤ商人を彼は演じ切る。
  • 幾重もの人間的葛藤が描かれ、スリリング。
  • 著者は40年以上「ひとり芝居」を演じてきた俳優さんだって。
  • だからなのかの緊張感がこの本にはあるって話。
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