『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :渡辺雅史
- 出版社 :ワニブックス
- 定価 :1000円+税
- 発売日 :2021年4月26日
- 単行本 :224ページ
- ISBN-10:4847070518
- ISBN-13:978-4847070518
『よむかも』な本のポイント
- ウーバーイーツ配達員ってどうなの?
- この仕事に未来はあるの?
- って、ここは貧困地獄の一丁目……って帯に答え出てるし。
- でもだからこそ気になーる。
『よむかも』な本のレビュー
- 『アラフォーウーバーイーツ配達員ヘロヘロ日記』よむかも。
- 最近、街でよく見かける。大きなリュックを背負ったウーバーイーツ配達員。
- (札幌でも見かけるようになったね。那覇とかどーなんやろね?)
- 46歳独身、ライター兼配達員。(伊集院光さんのラジオの元構成作家)
- この本はそんな著者が明かす、ウーバーイーツ配達員の裏話。
- そもそもウーバーイーツとは。
- 外出せず家で食事をしたい人。
- 配達の人件費を抑えたい店舗。
- 空き時間を使って稼ぎたい人。
- そんな人とお店をアプリを使ってマッチングしているだけのシステム。
- 配達員希望者は簡単な手続きをすれば30分ほどで働き出せる。
- 報酬は「基本料金+距離料金+ピーク時間ボーナス(+配達回数ボーナス)」
- 時給に換算すれば、ボーナス込みで1300円程度にはなるという。
- 一日中自転車をこぎ続ければ1万5000~2万円。
- すぐに働ける手軽さ、週払いで報酬が入る支払いの速さがウリらしい。
- え、よさそうじゃん? いえ、決して楽な仕事ではありません。
- 朝は、貸出ポートで電池残量の多い電動アシスト自転車を探すところから。
- 自転車とスマホの充電残量を気にしながらの待機、待機、待機。
- リュックに入んねー大型ピザ、フタ空きそうじゃんドリンク、大量の牛丼⁉
- しかも届け先に着いてみれば、迷路のようなマンションで立ち往生。
- はじめて知る事実も面白い。
- 配達物の主力は大手ハンバーガーチェーン、牛丼チェーン、コンビニの商品。
- 配達費が別にかかるため、注文主はタワーマンション暮らしの成金層が多い。
- コロナ禍では依頼が減った。(配達員激増と外食店の時短営業の影響)
- あの大きなリュックはAmazonで買う。
- さらに、アプリならではの不利な点もある。
- 不当な賃下げなど労働者の権利は守られない。
- なぜなら、配達員は労働者ではなく一般のアプリ利用者に過ぎないから。
- 結論は「長時間、配達員を専業で行うのは難しい」って、ですよねー。
- どう見ても「搾取の仕方が巧妙になっただけ」「派遣と同様に悪い」
- でも、もはや現在の日本では、安定した仕事に就ける人の方が少ない。
- さらに、少子高齢化もあいまって高齢者も働かなくちゃいけない。
- となれば、きちんと面接受けても悪労働環境・アプリで簡単!悪労働環境。
- どちらを選びたくなるかは……言わぬが花か。
- まじ、なんとかしてぇ。
アラフォーウーバーイーツ配達員ヘロヘロ日記
料理を店まで取りに行き、注文者の元まで配達すれば仕事は終了。ただそれだけ。 スマートフォンと配達するための自転車やバイク、あとはバッグさえ購入すれば、すぐにでも始められる。それがウーバーイーツの仕事だ。いつ働こうが個人の自由。 しかし、世の...
コメントする?