『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :金平茂紀
- 出版社 :講談社
- 定価 :2000円+税
- 発売日 :2021年11月4日
- 単行本 :370ページ
- ISBN-10:406526068X
- ISBN-13:978-4065260685
『よむかも』な本のポイント
- 今、筑紫さんが生きていてくれたならば……。
- そんなに凄い人だったのか。今の報道に問題があるのか。
『よむかも』な本のレビュー
- 『筑紫哲也『NEWS23』とその時代』よむかも。
- 当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのが『ニュースステーション』久米宏さん。
- それに対抗すべくTBSが白羽の矢を立てたキャスターが筑紫哲也さんだった。
- 1989年10月『筑紫哲也NEWS23』スタート。
- 二度目のプロポーズで実現した、奇跡のようなニュース番組だったとか。
- (三顧の礼のならぬ二顧の礼ってこと?)
- この本は1994年から2002年までNEWS23のデスクを務めた著者による追想録。
- 当時を知る人には懐かしさで鼻血が出そうな本だって(鼻血って!?)
- 「筑紫哲也といえば異端の人」だった。NEWS23も異色の報道番組だった。
- その一例が「沖縄への強いこだわり」だ。
- 筑紫さんが返還前の沖縄への赴任経験を持っていたためか。
- 米軍基地問題を積極的に取り上げ、エンディングテーマも沖縄の曲多かった。
- 1995年、沖縄少女暴行事件をライバルのニュースステーションに抜かれた。
- 「こんな大事なニュース、どうして僕らはやってないんだ?」
- 筑紫さんは激怒した。
- 「日本が危ない!」「発熱アジア」など大テーマに沿った特集も異色だった。
- 数々の試練もあった。
- 阪神淡路大震災時には現地入りがあらぬ反発を買ってしまった。
- オウム真理教事件ではTBS社員がインタビューVTRを教団幹部に見せていた。
- 筑紫さんは「TBSは死んだに等しい」と言った。
- そんなこんなが、スタッフや関係者の証言を交えて語られる。
- みんなの語り口の根底にあるもの『今、筑紫さんが生きていてくれたならば……』
- 今、この一言の意味は重いって話。誰かー出てきてーな一冊。
筑紫哲也『NEWS23』とその時代
かつて、日本にはこんなに自由で、一本背骨の通ったニュース番組があったーー。 TBS『筑紫哲也 NEWS23』キャスターとして、日本の報道番組の新たな地平を切り開いた男が亡くなってから、今年で13年の時が過ぎた。「とかく一つの方向に流れやすい...
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