『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :カマラ・ハリス
- 翻訳 :藤田美菜子、安藤貴子
- 出版社 :光文社
- 定価 :2000円+税
- 発売日 :2021年6月16日
- 単行本 :334ページ
- ISBN-10:4334962483
- ISBN-13:978-4334962487
『よむかも』な本のポイント
- なるべくしてなった人ってこうなんだね。
『よむかも』な本のレビュー
- 『私たちの真実:アメリカン・ジャーニー』よむかも。
- 黒人初、女性初、アジア系初――
- 初々尽くしのアメリカ副大統領、カマラ・ハリスさんの自伝。
- 父はジャマイカ生まれの経済学者。母はインド生まれのがん研究者。
- 二人はカリフォルニア大学バークレー校で公民権運動を通じて知りあい結婚。
- 1964年には長女のカマラさん、2年後には次女のマヤさんが誕生。
- が、やがて二人は離婚する。
- しかしてしかし、親の離婚がなんだってーの!
- 恵まれた教育環境、輝かしい経歴、一点の迷いもない正義感――。
- 子どものころから政治活動に親しみ、頼られる人になりたかった。
- 高校生のころには法律家を志し、大学でも学内外の活動に参加。
- ロースクール卒業時には、地方検事局で働きたいと決めていた。
- サンフランシスコ地方検事からカリフォルニア州司法長官へ。
- さらに上院議員へ――。
- スーパーウーマン街道を走り続けたカマラさんの実績の数々。
- 苦労話はほとんどない。
- けど、彼女が敬愛する母の覚悟はすごかった。
- 自分の血を引く娘たちが、黒人の女の子として扱われるのは分かっていた。
- だから、娘たちを自信と誇りに満ちた黒人女性に育てあげてみせる。
- カマラさん自身、弱みは見せなかった。
- 公職に就く独身40代女性――気楽にデートするわけにもいかない。
- そんな彼女が結婚したのは2014年。
- お相手は弁護士のダグ・エムホフさん。
- 中学生と高校生の子どもがいるバツイチ男性だった。
- このまま引き下がりますか、それとも闘いますか。
- みなさん、闘いましょう。私は闘う覚悟です!
- 移民や女性や子どもといった弱者のために働いてきた人。
- その推進力は不屈の精神。
- 思い知らされる一冊。
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