知徳国家のリーダーシップ

ビジネス・経済

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :北岡伸一、野中郁次郎
  • 出版社   :日本経済新聞出版
  • 定価      :2000円+税
  • 発売日   :2021年6月16日
  • 単行本   :336ページ
  • ISBN-10:4532324068
  • ISBN-13:978-4532324063

『よむかも』な本のポイント

  • 昔の人はえらかった?

『よむかも』な本のレビュー

  • 『知徳国家のリーダーシップ』よむかも。
  • 知の巨人2人による、近代日本史上傑出したリーダーたちについての対談本。
  • 議論の大切さと、文章を書くことの必要性がよく分かる。
  • 昔の人は手紙や報告を必死に書いた。
  • 明治から昭和の、政治家4人、経営者4人をその代表例として挙げる。
  • 彼らが持っていた「知徳」とは「熟議と決断」であった。
  • 北岡氏は彼らのリーダーシップを「責任を持って何事かを実現する」と定義。
  • ベストな人材が重要な問題にいかに取り組んできたか、を語っている。
  • 野中氏はそれに「共感させるプロセスが、ある意味で政治」と加える。
  • まずは大久保利通の言説を点検。
  • 当時の国際関係の中で日本の位置を理解し、個々のテーマを慎重に検討。
  • 近代国家を構想し、道半ばで倒れた。
  • つぎに伊藤博文。
  • 複雑化する世界での日本の立ち位置と憲法体制をつくった能力が語られる。
  • 明治とは、人材の非地縁化と適材適所、働く場所での決定権を委ねる時代。
  • 一方、国力の基礎としての経済の基盤を形成した象徴は渋沢栄一と益田孝。
  • 戦後政治のスタートは吉田茂をもって語られる。
  • 1951年のサンフランシスコ講和条約にサインして「戦後」をスタートさせた。
  • その戦後を代表する中曽根康弘。
  • 政権として成し遂げた仕事がいちばん多いのが中曾根ではないか。
  • 戦後政治を形成した経済を担った象徴的人物は本田宗一郎と稲盛和夫である。
  • 稲盛は1964年に26歳で京セラを創業。
  • 本田技研工業はそれより前、1948年に法人化された。
  • ビジネスのスタートは自転車に小型エンジンを搭載した「パタパタ」
  • 現在の日本の自動車産業の先駆けであったといえる。
知徳国家のリーダーシップ
【内容紹介】 歴史を踏まえたとき 改めて未来が見える! 米中対立、日本経済の低迷、政治不信、コロナ禍―― 揺らぐ世界のなかでこの国が立ち向かうべき方向とは? 知の巨人が徹底討論 中国の台頭と米中の対立、変化への対応ができなくなった日本の経営...

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