『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :安部龍太郎
- 出版社 :PHP研究所
- 定価 :880円+税
- 発売日 :2021年7月19日
- 新書 :216ページ
- ISBN-10:4569849830
- ISBN-13:978-4569849836
『よむかも』な本のポイント
- 無事生還を遺憾に思う……戦争って本当によくないと思う。
『よむかも』な本のレビュー
- 『特攻隊員と大刀洗飛行場:四人の証言』よむかも。
- 2016年、郷里福岡での講演の際――
- その作家は、旧陸軍大刀洗飛行場跡にある平和記念館を訪れた。
- そこは多くの特攻兵の出撃地だった。
- 母校・久留米高専の先輩が動員された場所だった。
- 展示物に創作意欲を刺激された。
- 当時を知る4人へインタビューを行った。
- それをまとめたのが、この本。
- ――対B29用の新鋭機開発に関与した久留米高専生。
- ――大刀洗で養成され、赴任先のフィリピンで地獄を味わった整備士。
- ――破格の効果が期待された新型特攻機の放火事件に巻き込まれた整備兵。
- ――上官から「無事生還を遺憾に思う」と言われた特攻兵。
- 「生き残ってしまい申し訳ない」
- 彼らに共通するのは、死者に対して抱くその思いだという。
特攻隊員と大刀洗飛行場 四人の証言 (PHP新書)
昭和20年(1945)3月、重要拠点ゆえにB29に爆撃され、壊滅的被害を受けた大刀洗飛行場(福岡県)。 大正8年(1919)に完成したこの飛行場は、その後、陸軍飛行学校や技能者養成所が置かれ、東洋一と謳われた。 国民学校を卒業したばかりの1...
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