『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :林克明
- 出版社 :同時代社
- 定価 :1000円+税
- 発売日 :2021年11月1日
- 単行本 :137ページ
- ISBN-10:4886839096
- ISBN-13:978-4886839091
『よむかも』な本のポイント
- それな。
- でも、定年まで普通に働けて豊かに暮らせる、
- そんな昔の日本が特別だったのかも。
『よむかも』な本のレビュー
- 『渡辺てる子の放浪記』よむかも。
- 2019年7月の参院選で、れいわ新選組から立候補――からの落選。
- しかし強烈な印象を残した「てるちゃん」
- この本は、そのてるちゃんが国政選挙に立つまでの前半生を辿る。
- ――って、言うのは簡単だけど、その内容はちょっと想像超えてくるって話。
- 都立高校を出て大学に通っていた20歳。
- 活動家を気取る一回り上の男性Aとお知り合いに。
- 「私服の刑事に尾行されている。帰ったら逮捕される」
- そんなこんなでてるちゃんとAは、異世界でもないのに実に5年も放浪生活!?
- Aは働こうとせず、お金がなくなれば野宿、各地を転々とする。
- その間になんと子供も生まれる。
- 「今オシッコでぐしょ塗れのこの子の紙オムツを一枚でも多く手に入れたい」
- それがその頃のてるちゃんの切なる願いだった。
- なんと下の子も生まれ、上の子がもうすぐ3歳、東京の実家に助けを求めた。
- その数カ月後にAは失踪。いまだに行方はわからない。
- ヤバいだろ、これ。壮絶な20代すぎる。
- でも問題はむしろここからだったって話に。
- ホームレス生活からは脱出した。
- しかしそこから「多くのシングルマザーが辿る道」を歩み始めた。
- 保育園の調理室で働き、保険の外交なども経験。
- しかし非正規雇用。
- 同じ職場に17年務めて――からの派遣切り!
- 国の失政と一人の女性の個人史が見事にマッチング。
- てるちゃんは演説で訴える。
- 「もう悔しくて悲しくて、怒ってんだ私は!」
- しかし先の衆院選でも東京ブロック比例単独で落選。
- しかしてるちゃんの政治家人生はまだ始まったばかりだ!
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