母親になって後悔してる

人文・思想

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :オルナ・ドーナト
  • 翻訳      :鹿田昌美
  • 出版社   :新潮社
  • 定価      :2000円+税
  • 発売日   :2022年3月24日
  • 単行本   :320ページ
  • ISBN-10:4105072714
  • ISBN-13:978-4105072711

『よむかも』な本のポイント

  • これなー。子供は後悔さえ許されないからなー。
  • ただただ自分と運命を呪うしかないからなー。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『母親になって後悔してる』よむかも。
  • うん、タイトルそのままの本だって。小説ではないんだって。
  • イスラエルの社会学者が23人の女性にヒアリングした研究なんだって。
  • 結婚するのがあたりまえ。
  • 子供を産むのがあたりまえ。
  • 母親であることに喜びを覚えるのがあたりまえ。
  • あたりまえ、あたりまえ、あたりまえ……。
  • でも、誰もがあたりまえに思えるわけじゃない。
  • 母親になって後悔している人もいっぱいいるよ、って話。
  • 当然、母親になることで人生は変わる。
  • だがしかし、それはいい風に変わるばかりじゃない。
  • それは「母親ではない」人生をあきらめることにもつながっているから。
  • 母親は「常に母親であること」を要求されている。
  • それは、社会から、家族から、そして自分自身から。
  • 苦しい。とっても息苦しい。
  • 母親になって後悔してる。なのに二人目、三人目と産んでしまう。
  • それがあたりまえ。プレッシャーがあるから。
  • でもね、彼女たちが子供を憎んでいるかっていうと、そうじゃない。
  • 虐待もしてない。
  • 彼女たちは子供を愛してる。
  • だから、後悔していることを知られたくない。知らせちゃいけない。
  • そう思ってる。
  • だから苦しい。
  • この研究が学術誌に発表されると、彼女たちには激しい非難が集まったそう。
  • 母親になって後悔してるなんて、許せない!
  • でも一方で、共感する声も多いんだって。
  • 母親ならあたりまえ。
  • そんな母性にまつわる神話は一度ぶっ壊さなきゃいけないんだって。
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