文豪と俳句

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :岸本尚毅
  • 出版社   :集英社
  • 定価      :940円+税
  • 発売日   :2021年8月17日
  • 新書      :288ページ
  • ISBN-10:4087211797
  • ISBN-13:978-4087211795

『よむかも』な本のポイント

  • これはいい。
  • なぜなら「文豪と」とつけば何でも気になっちゃう私がここにいるよ竜潭譚。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『文豪と俳句』よむかも。
  • 俳人の詠む句と、小説家が作る句――いったいどう違うのか?
  • 著者は、選者としても豊富な経験を持つグレイトハイカー(俳人)
  • 泉鏡花、森鴎外、芥川龍之介、横光利一、宮沢賢治、太宰治、夏目漱石――
  • この本は、文豪たちのひと味違う俳句の鑑賞法の手引書である。
  • 文豪の句作に見られるのは「小説世界との共鳴」だ。
  • たとえが、泉鏡花の俳句には怪異や幻想の趣がある。
  • 内田百間なら、悪夢にも似た不吉な手触りが刻印されている。
  • 手練れの俳人からしたら、欠点、拙さ、破格さ。
  • しかし、それらが味わい深い妙味となっている不思議。
  • 夏目漱石と永井荷風による架空の「文豪句合わせ十番勝負」って面白!
  • 俳句をどう作るかより、どう読むか。
  • テーマとしてはそちらの方がおもしろい。
  • つまり、おもしろい異色の評釈書である。
文豪と俳句 (集英社新書)
文豪たちの俳句は、どこか違う。 いや、かなり違う。 それをさすがと言うべきか、やっぱり変と言うべきか──。 尾崎紅葉、森鴎外、夏目漱石、内田百間、幸田露伴、横光利一、室生犀星、宮沢賢治、永井荷風、芥川龍之介、泉鏡花、太宰治、川上弘美……。 ...

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