挑発する少女小説

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :斎藤美奈子
  • 出版社   :河出書房新社
  • 定価      :860円+税
  • 発売日   :2021年6月29日
  • 新書      :276ページ
  • ISBN-10:4309631347
  • ISBN-13:978-4309631349

『よむかも』な本のポイント

  • 少女地獄とかもどうでしょう。幅広く読んでみたい試み。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『挑発する少女小説』よむかも。
  • 『小公女』『若草物語』『ハイジ』『赤毛のアン』
  • 『あしながおじさん』『秘密の花園』『大草原の小さな家』
  • 『ふたりのロッテ』『長くつ下のピッピ』
  • 19世紀後半から20世紀前半に欧米で書かれた少女が活躍する小説。
  • それをここでは「少女小説」と定義。
  • 少女小説は「女子にジェンダーを叩き込む良妻賢母製造装置」って感ある。
  • でも、100年近く読まれ続ける少女小説が、はたしてそれだけのものなのか。
  • フェミニズム批評でも知られる文芸評論家が読み解く。
  • すると、まったく違った「顔」が現れる。
  • 『小公女』はシンデレラ物語の脱構築。
  • 『あしながおじさん』には社会変革への意思が秘められている。
  • 大人の男の排除、恋愛より友情――
  • 構造分析を通じて、ジェンダー平等が簡潔に、深く理解できる一冊。
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