『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :マリアンヌ・クローニン
- 翻訳 :村松潔
- 出版社 :新潮社
- 定価 :2500円+税
- 発売日 :2022年1月31日
- 単行本 :416ページ
- ISBN-10:4105901788
- ISBN-13:978-4105901783
『よむかも』な本のポイント
- 著者デビュー作にしてすでに映画化も決まってるっていう。
- 人はなぜこんなにも映画化に弱いのだろう(私だけ?)
『よむかも』な本のレビュー
- 『レニーとマーゴで100歳』よむかも。
- イギリスの小説みたいね。
- 17歳のレニーは、終末期患者が入院する病棟でずっと過ごしている。
- 病院内に新しくできたアートセラピー・ルームを訪ねてみる。
- しかし短期入院している同世代の患者たちに馴染めず。
- そこで年配者向けグループセラピーへ。そこにいたのが83歳のマーゴだった。
- 2人は親しくなり、それぞれの人生を一コマ絵にしていく計画を立てる。
- 2人あわせて100年の人生――100枚の生きた証を描こうってわけ。
- 明るく茶目っ気たっぷりな2人はなんとも魅力的に映る。
- 物語は2人の現在、そして人生の分岐点となった出来事が簡潔に語られる。
- マーゴの過去は、偶然の出会いから恋に落ちて結婚。
- だが子供を喪い、夫は姿を消した。
- その後、ひとりの女性と出会い――
- レニーは、スウェーデンで生まれ、家族でイギリスに移住。
- 周囲に馴染めず生きてきた。
- 当然、年若いレニーはマーゴに比べて人生経験が少ない。
- されど、多感な思春期の瞬間瞬間はとても濃密である。
- 死を身近に意識しながらも、常に生を見つめ、得難い友情を育んでいく。
- そんな2人の姿が心に沁みるって。
- 著者デビュー作にして、すでに映画化も決まってるって。
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