当事者は嘘をつく

人文・思想

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :小松原織香
  • 出版社   :筑摩書房
  • 定価      :1800円+税
  • 発売日   :2022年1月31日
  • 単行本   :208ページ
  • ISBN-10:448084323X
  • ISBN-13:978-4480843234

『よむかも』な本のポイント

  • つまりは「堪えねばならんのだよ」ってこと?

『よむかも』な本のレビュー

  • 『当事者は嘘をつく』よむかも。
  • 著者は「当事者」であると同時に「研究者」
  • 自身の葛藤を誠実に綴るノンフィクションなんだって。
  • 著者は性暴力の被害を受けた過去を持つ「当事者」
  • そして「修復的司法」についての「研究者」
  • 修復的司法は、事件の被害者と加害者の対話によって問題解決を目指す手法。
  • 研究を進める中で、著者は自分が当事者であることを明かせずにいたそうな。
  • それがゆえに「自分は嘘をついている」って思い続けてきたそうな。
  • この本は、非常に簡潔に誠実な言葉で綴られている。
  • 被害を受けてからの混乱。
  • なぜ「修復的司法」に興味を持ったのか。
  • どのように研究を進めてきたのか。
  • どんな壁にぶつかってきたのか。
  • それは本当に、当事者にしか見えない景色。
  • また、著者は自分が非当事者である研究対象に直面したときにも葛藤する。
  • 自分にわかる部分だけ当事者の声をつまみ食いするような行為だと思う。
  • そんな罪悪感だ。
  • 戦争、格差――私も世の中の辛い出来事について、そんな姿勢でいるかも。
  • この本を読んで、そう思う人は少なくないかも。
  • 蒙を啓かれる一冊みたい。
当事者は嘘をつく (単行本)
「私の話を信じてほしい」哲学研究者の著者は、傷を抱えて生きていくためにテキストと格闘する。自身の被害の経験を丸ごと描いた学術ノンフィクション。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「私の話を信...

コメントする?

タイトルとURLをコピーしました