まとまらない言葉を生きる

文学・評論
  • 『まとまらない言葉を生きる』よむかも。
  • 著者:荒井裕樹 出版社:柏書房
  • 定価:1800円+税 発売日:2021年5月12日 単行本:256ページ
  • ISBN-10:4760153497 ISBN-13:978-4760153497
  • この本は「言葉」をテーマにしたエッセー集だって。
  • いま生きづらさを感じているあなたへ、だって。
  • 現代、日本の社会の根底が揺らぎ、傾いている。
  • 政治を運用する者たちの信頼を欠いた言葉によって。
  • 個々の政策を評価する以前の問題だ。
  • お答えは差し控える。ご指摘には当たらない。承知していない。
  • 壊れたレコード。やぎさん答弁。ご飯論法。
  • 政治家は対話を拒み、議論を潰す言葉を使い続けてきた。
  • 一度壊された信頼は、もう戻らないだろうと思わされる。
  • 少しも考えていないとしか思えない言葉。
  • その場しのぎでその場を飛び交う。
  • そこに含まれる棘は容赦なく受け手に突き刺さる。
  • 誰かを黙らせるための言葉ばかり使われる。
  • もはや、言葉を発せなくなる人も出てくる。
  • そして、社会全体がこわばっていく。
  • 自己責任って言葉がある。
  • 自己責任でコロナ感染。自己責任で他者に感染?
  • 自分のことは自分で責任をとる。
  • 一見まともで強い言葉。
  • しかしその考え方が極まると、他者の痛みへの想像力が欠如しないか。
  • 現代日本、多くの人が言葉を諦め始めている。
  • このまま言葉を軽んじ続けたら、この国で何が起きるのだろう?
  • 近くにいる人を見て。遠くにいる人を見て。
  • 人を信頼するには、言葉が必要なのだから。
  • (言葉は人の心を傷つける。人の心を癒す)
  • (なんだかRPGの魔法みたいな)
  • (そんな武器を私はほかに知らない)
  • (みたいな)
まとまらない言葉を生きる
まとまらない言葉を生きる

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