- 『まちづくり幻想:地域再生はなぜこれほど失敗するのか』よむかも。
- 著者:木下斉 出版社:SBクリエイティブ
- 定価:900円+税 発売日:2021年3月6日 新書:256ページ
- ISBN-10:4815609128 ISBN-13:978-4815609122
- まちづくり幻想とは?
- 「大企業の地方拠点進出で、地方が活性化する」
- 「コロナで地方の時代到来、『東京一極集中』は終わった」
- 「地方創世とは『人口減少』の解決が最重要課題だ」
- 「女性を呼び戻し、子どもを生んでもらわないと地方は衰退」
- 「他の地域の『成功事例』を横展開すればうまくいく」
- 「みんなで力を合わせ、頑張れば成功する」
- これ全部、「幻想」です。だって。
- 地域再生にはいろんな幻想が存在するって話。
- 上でもピックアップしてるけど、例えば「成功事例をまねればうまくいく」
- 毎年、どっかの成功事例を視察。パクリ。失敗。次のネタ探し。って具合。
- あるいは「筋のよい事業に適切な予算を確保できれば成功する」
- 資金確保以上に重要なのは、誰とやるか。メンバー集めとチーム作りが大事。
- (って、まあ言われてみれば当たり前。でも、実際やるのは難しいんだろね)
- 「わからないことは専門家に任せればよい」って外注頼み。
- それが結局、地域の執行能力や判断能力を失わせた。
- 「みんなで頑張ろう」=「私は責任取りません」
- 著者の人は、高校在学時からまちづくり事業に取り組んできたんだって。
- まちづくり幻想を振り払うには「百人の合意より一人の覚悟」が必要だって。
- なかなか響いて聞こえてくるよ。
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