にぎやかな落日

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :朝倉かすみ
  • 出版社   :光文社
  • 定価      :1600円+税
  • 発売日   :2021年4月22日
  • 単行本   :244ページ
  • ISBN-10:4334913989
  • ISBN-13:978-4334913984

『よむかも』な本のポイント

  • 高齢社会だから高齢小説には興味津々です。
  • これは高齢女性版持つ者の苦悩的な話なそ?

『よむかも』な本のレビュー

  • 『にぎやかな落日』よむかも。
  • 文芸エクラ大賞受賞作。高齢女性小説。
  • 主人公の「おもちさん」は83歳。北海道の石狩市でひとり暮らししてる。
  • 上皇夫妻ご成婚の翌年、25歳で1歳年上の勇さんと結婚、娘と息子が生まれる。
  • ブリキ職人の夫を助けて経理を担当、みんなのご飯を作り続けてきた。
  • けれど子どもたちはとっくに独立、勇さんは特養老人ホームに入ってる。
  • 息子の妻のトモちゃんが何かと気にかけてくれる。
  • 東京に住んでる娘のちひろも1日2回電話をくれる。
  • だから孤独ではないんじゃない? そう単純じゃないん。
  • 「なして信じてくれないのサ。なしてわざわざ見張り付けるのサ」
  • 母の身体を心配する周囲の心情、年長なのに子ども扱いされる心外。
  • 両方わかるわ。だから辛いわ。
  • しかしこの小説はどこまでも明るい。そしておもちさんはステキ。
  • まるでウチの母みたい?
  • 50代以上の読者なら共感できることうけあい。
にぎやかな落日
北海道で独り暮らしするおもちさん、83歳。夫は施設に入り、娘は東京から日に二度電話をくれる。実は持病が悪化して、家族がおもちさんの生活のすべてを決めていくことに。不安と寂しさと、ほんのちょっとの幸せと、揺れては消えるひとりの老女の内面に寄り...

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