『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :高木亮
- 出版社 :現代書館
- 定価 :2000円+税
- 発売日 :2021年8月11日
- 単行本 :244ページ
- ISBN-10:476845903X
- ISBN-13:978-4768459034
『よむかも』な本のポイント
- こんなん好き。
- こういう想像力を刺激するのが名作文学だと私は思ってる。
『よむかも』な本のレビュー
- 『きりえや偽本大全:名作文学パロディの世界』よむかも。
- この本は名作文学のパロディを楽しむ本。
- 全80作品。カバーから帯まで作っちゃう、その妄執ぶりがすごい。
『希望を胸に海へと放たれた、ブリアンを初めとする十五匹の鮭。だが見知らぬ海には少年たちには想像もつかない危険が待ちかまえていた』
『十五少年放流記』
- (放流って何? って、鮭って!)
『神学校に通うハンスは、ふらり立ち寄った寿司屋でエリートよろしくひととおり講釈をたれた後、出された寿司を一口食べ驚愕する』『シャリの下にひそんでいたものとははたして――』
『シャリの下』
- (帯文が、食通をうならせる教養小説って!)
『労働争議の最中嵐に巻き込まれ難破した缶詰加工船。生き残った乗組員が漂着したのは、目から謎の怪光線を放つ巨大ガニが跋扈する未開の島だった』『団結せよ!!』『ビームが来るぞ』
『蟹光線』
- (蟹ビーム!)
観念ばかりで、女中を心中に誘っては生きた心地を確かめようとする、そんな主人に嫌気が差しついに爪を立てたクロ。
『人間ひっかく』
- (主人公はクロなんね猫なんね!)
- 原作を読みたくなる。ブックガイドとしてもアリだと思う。
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