『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :更科功
- 出版社 :PHP研究所
- 定価 :920円+税
- 発売日 :2021年8月10日
- 新書 :224ページ
- ISBN-10:4569850383
- ISBN-13:978-4569850382
『よむかも』な本のポイント
- 言ってみたい、私は「ブレイ村の牧師仮説」より「赤の女王仮説」を推すね。
『よむかも』な本のレビュー
- 『「性」の進化論講義:生物史を変えたオスとメスの謎』よむかも。
- 「生存に有利である」「繁殖に有利である」
- 子孫を多く残す特徴とは、この二つである。
- 後者を進化させるメカニズムが「性淘汰」であり、これがこの本のテーマだ。
- そもそもなぜ「性」はあるのか?
- 無性生殖と有性生殖。
- 手間の少なさとスピードでは無性生殖に軍配が上がる。
- ならば、なぜ「性」があるのか?
- 「性」がある理由を説明する理論――
- 「ブレイ村の牧師仮説」
- 「遺伝子修復仮説」
- 「マラーのラチェット」を遅らせるため。
- ――など、いろいろある。
- 今日的で面白いのは「赤の女王仮説」だ。
- 細菌やウイルスの進化はヒトのそれに比べて超高速である。
- 対応するには、ある種のタンパク質を常に変化させる必要がある。
- それには、有性生殖で遺伝子を組み換えるのが有効である。
- あるいは「オスとメスの逆転」などはジェンダー的見地からも興味深い。
- 「性」とは本当に奥が深い。
- (言い換えれば「男と女」とは本当に奥が深い。……いや、なんとなく)
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