- 答えは、雑草は弱くても秘策を持って一生懸命生きてるから。
- まず、雑草とは元々特定の植物を指す言葉じゃないんだ。
- 「人が望まないところに生える草」
- 「畑など人が人為的に大きく改変した土地に自然に生えて育つ草」
- 人が育てる「作物」や、自然に生える「野草」の反対語でもある。
- 人が望まないとは、それが食用や有用であっても、その畑では雑草になる。
- 例えば、野山に咲く野草のスミレ。
- コンクリートの割れ目や石垣のすき間などにも生えてくる。
- この場合は、野草ではなく「雑草」
- 同じ雑草でも特別な香りなどを有する植物は「ハーブ」と呼ばれることも。
- (野草、ハーブ、雑草って。人間の都合でいろいろ呼び方が変わるんだね)
- さて「雑草のように強く生きる」とか「強い」イメージのある雑草だけど。
- 本来はむしろ「弱い植物」っていわれているよ。
- でもじゃあ、どうして「雑草は抜いてもまた生えてくる」んだろうね?
- それは、弱い植物だからこそ生き残るための種々の「秘策」を持ってるから。
- この「秘策」は雑草の種類によって異なるよ。
- 例えば、春の七草の一つナズナ(ぺんぺん草)は、一斉に発芽しない。
- 多くの種子を土の中に残しておいて、だらだら発芽する。
- そのおかげで抜かれても新たな別の種子から発芽してまた「生えてくる」
- 種子ではなく胞子で増えるシダの仲間スギナは、地下に無数の根茎を張る。
- だから抜いてもそこから新たな芽を発生させることができる。
- イネの仲間である雑草の多くは、生長点が根元近くにある。
- そのため生長点の上を刈ったりちぎったりしても、生長点から再び芽を出す。
- このように雑草は弱くても、いろんな秘策を持って一生懸命生きてるんだね!
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