- 答えは、実際の被害と見た目の不快さが原因と考えられるよ。
- ゴキブリは多くの人に嫌われる存在（……好きって人いる？）
- 人間に嫌われる生き物の特徴――
- それは「人や社会に何らかの害をもたらしてしまう」ということ。
- じゃあ、ゴキブリの実際の害ってどんなことだろうね？
- まずは、衛生的に人に被害を与えること。
- ゴキブリはエサが多くて暖かい台所、流し、排水口など、家の中に侵入する。
- そして、細菌など人に病気を起こす微生物を持ち込む可能性が生じる。
- （日本みたいに清潔になった先進国では減ってきてるけど）
- ゴキブリが運ぶ可能性のある微生物。サルモネラ菌、赤痢菌、チフス菌など。
- ゴキブリは人家にフンを落としたり、死体を残したりする。
- と、どうしても人間の健康に被害を及ぼす原因となる微生物を運んでしまう。
- また、ゴキブリは紙も食べ散らかす。大切な本や絵画にも害を与える。
- 実際に衛生的な被害が生じない場合にも、ほかの被害があったりする。
- 例えば、お店や応接間にゴキブリが出たらお客さんの評判ガタ落ちに。
- あのまっ黒でガサゴソ動く姿……
- 整頓された現代の人間の暮らしの中では、ひどく嫌われる原因となる。
- （私はこれが一番だと思うの。見た目がダメって）
- （人だと外見で判断しちゃダメって言われるのに）
- （少し申し訳ない気持ちになる。けどやっぱダメ）
- もともとゴキブリの仲間は森林に生息していた昆虫なんだ。
- それが人間や都市と共存して暮らすようになった。
- 長い時間を経て今の悪評に結びついたといえるね。
- ゴキブリ以外にも家や町に入ってきたがゆえに嫌われる生き物っているよね。
- ネズミ、ダニ、ハエ、カ……
- 実際に人間の病気に関わる動物を、衛生動物や衛生害虫と呼んで駆除してる。
- それから、ゲジゲジっているよね。足がたくさんある虫。
- （正確にはゲジという総称のムカデの仲間）
- じつは人間に直接与える害はほとんどない。
- でもあの見た目の気味悪さから、目の敵に。
- こんなふうに、実際にはほとんど無害でも、見た目だけで人を不快にさせる。
- そんな動物は、不快動物などと呼ばれて排除されてしまうことが多いね。
- ともあれ、衛生動物、衛生害虫は、人間の健康に被害を与える。
- 加えてゴキブリの場合は、見た目や動きの特徴が人を不快にさせる。
- これらが人間社会全体から嫌われてしまう原因と考えられているよ。
ゴキブリが嫌われるのはなんで？
生物
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