「意外なことから」「不思議なきっかけで」「思いがけないことから」といった意味で使われる『ひょんなことから』という言葉。ひょんなことからのひょんって何?
気になる、調べる、記録する! じつは「ひょんなことからのひょん」よりも気になることがある!
結論から
- 凶という漢字の中国語読み「ひょん」説。有力説。
- ヒョンノキの「ひょん」説。俗説。
- ヤドリギ→ヒョウ(東北地方の方言)→「ひょん」説。俗説。
結論まで
凶という漢字の中国語読み「ひょん」説
『凶』という漢字の中国語読み「ひょん」。江戸時代の旗本・朱子学者、新井白石が『同文通考』という書物の中に「ものの良くないことをヒョンというが、それは凶という文字からきている」と書いている。「ものの良くないこと」=「不吉なこと・変なこと・奇妙なこと」といった意味に変化していき、現在のような使われ方をするようになった。有力説。
ヒョンノキの「ひょん」説
『ヒョンノキ』(イスノキという木の別名)の「ひょん」。この木の虫こぶ(「ひょんの実」と呼ばれる)は成熟すると表面が硬く、内部が空洞になり、出入り口の穴に唇を当てて吹くと「ひょう(ひょん)」と鳴る笛として使える。これが別名『ヒョンノキ』の由来であり「ひょんなことからの『ひょん』」の由来でもある。俗説。
ヤドリギ→ヒョウ(東北地方の方言)→「ひょん」説
ヤドリギは東北地方では「ヒョウ」と呼ばれ、この呼び名が「ヒョン」に変化し「ひょんなことからの『ひょん』」の由来となった説。ヤドリギは他の樹木に寄生して生育する。変わった植物であることから。俗説。
ひょんよりも気になること
じつは「ひょんなことからのひょん」よりも気になることがあるんだよ
それは何?
「ひょんなことから」って表現を何かのマンガで読んだから気になったんだと思うんだけど、何のマンガだったか、まったく思い出せない
それは気になる!
おしまい。
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