お腹空きすぎてお腹空かない現象とは。お腹が空きすぎると空腹を感じなくなる現象のこと。誰もが経験したことあるだろうし、不思議に思ったこともあるはず。
これを利用してダイエットできないかなって思ったんだけど、どうなんだろうね?
結論から
- お腹空きすぎてお腹空かない現象とは、文字通り、誰もが経験したことがあるであろう、お腹が空きすぎると空腹を感じなくなる現象のこと。
- なぜ、お腹が空きすぎると空腹を感じなくなるのかといえば、お腹が空きすぎると血糖値が低下。脳の摂食中枢が空腹信号を発信。副腎がアドレナリンを分泌。アドレナリンは肝臓にはたらきかけ、肝臓はグリコーゲンをグルコースに分解し、ブドウ糖の不足を補う。ブドウ糖の不足が補われると、血糖値が上昇し、空腹感がなくなる。
- お腹空きすぎてお腹空かない現象を利用してダイエットできないか。直接的にはできず、間接的にはダイエットになる。しかし、イライラ、貧血、胃痛・胃潰瘍の恐れ、胃のムカムカ、手足の冷え、頭がボーっとする、リバウンドの可能性があるなどのリスクが存在するため、いいダイエット法とはいえなさそう……。
結論まで
お腹空きすぎてお腹空かない現象とは
文字通り、お腹が空きすぎると空腹を感じなくなる、あの現象。仕事が忙しくてお昼ご飯を食べられず、そのまま仕事してたら空腹感がなくなった――みたいなことない? それ!
お腹が空くしくみ
長時間食べていない。
↓
血中ブドウ糖濃度(血糖値)が低下。
↓
脳内の摂食中枢が空腹信号を発信。
「脳のエネルギー貯蔵量が少なくなってきたよ!」
↓
胃腸の蠕動、空腹感。
なぜ、お腹が空きすぎると空腹を感じなくなるのか?
お腹が空きすぎる。
↓
副腎がアドレナリンを分泌。
↓
アドレナリンは肝臓にはたらきかける。
「蓄えたグリコーゲンをグルコースにしてブドウ糖の不足を補うんだ!」
↓
血糖値上昇、空腹感がなくなる。
これを利用してダイエットできないかな?
お腹空きすぎてお腹空かないとき、はたして脂肪は燃焼されるのか。
答えは、No!
脂肪が燃焼されるのは……
- 心臓、呼吸筋、消化器官、肝臓の活動。
- 有酸素運動。
お腹が空きすぎてるときに関係するのは、ブドウ糖(血糖値コントロール)。
脳のエネルギー消費に脂肪の燃焼は関係しないため、直接的にはダイエットにならない。
とはいえ、お腹空きすぎてお腹空かない状態を維持すれば、必然的に食事回数を減らすことができて、それは摂取カロリーを減らすことにつながるはず。
消費カロリーに対して摂取カロリーが不足していれば、脂肪を消費して補うわけだから、間接的にはダイエットになる!
……気がする。
しかしてしかし、お腹空きすぎてお腹空かない状態ではアドレナリンが分泌されるのは前述のとおり。アドレナリンは「闘争ホルモン」とも呼ばれ、分泌されるとイライラしちゃう。ちなみに、怒っているときやスポーツの試合のときなんかにもアドレナリンが分泌されるから、空腹は感じにくい。
さらには、ブドウ糖が不足すると、手足が冷えたり、頭がボーっとしたり、貧血になったりする。空腹時に分泌される胃液は、ダイレクトに胃にダメージを与えて、胃痛、胃潰瘍の恐れがあったり、胃がムカムカしたりする。
リバウンドで食べ過ぎるのも恐い。
そんなわけで、あまりいいダイエットにはならなそうだね
とくにイライラは困っちゃうんだよね。まわりの人たちに迷惑をかけちゃうし
そうそううまい話はないか
何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならない――だもん。やるなら、家にひきこもれるときにやりたいね
おしまい。
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