『メタルスレイダーグローリー』は1991年HAL研究所より発売のファミコン・アドベンチャー・レトロゲーム! ファミコンの限界点に挑戦! 開発に4年! そしてスーファミなら当たり前の時代に……
かさむ開発費。会社は危機に瀕している?
『メタルスレイダーグローリー』の基本情報
- ジャンル:アドベンチャー
- 発売元 :HAL研究所
- 発売日 :1991年8月30日
『メタルスレイダーグローリー』の対応機種
- ファミリーコンピュータ
- Wii U(バーチャルコンソール)
など。
『メタルスレイダーグローリー』のストーリー
主人公の日向忠は、妹のあずさ、学校時代のクラスメイトのエリナとともに、よろず機械のオペレートを引き受ける仕事をしていた。ある日、作業用の機械を買いつけにいった忠は、店主のゲンに薦められるまま一体のメタルギアームを購入する。試運転のために搭乗席に座る忠――メタルギアームはパイロットの忠を認識すると、謎のメッセージを発する。そして、その形を軍用ロボット・メタルスレイダーへと変化させた。
『創造主を捜せ。地球は危機に瀕している』
メッセージの謎を解くため、宇宙へ飛ぶことになる忠たち。
その探求の果てに明らかとなる8年前の真実とは……?
『メタルスレイダーグローリー』のプレイ雑感
おー、これがファミコンの限界に挑んだといわれている、伝説の元祖プレミアムソフトなんだね! ロボットものだったんだ!
うん。ちなみに現在のAmazonの出品情報を見てみると「18000~50000円」くらいになってる
50000円! まさに伝説のプレミアムソフトって感じだね!
『メタルスレイダーグローリー』がどんなゲームなのか、簡単にまとめておくと――
- 「ファミコンの限界点」に挑んだといわれるアドベンチャーゲーム!
- ファミコンソフトとしては唯一、最大容量8メガROMを搭載!
- 漫画家「☆よしみる」のキャラデザ・ストーリーを可能な限り再現!
- グラフィック、アニメーションはファミコンソフトとしては規格外!
- HAL研製「ギャルゲー」といわれるほど美少女キャラ多数!
アドベンチャーゲームというと、選択肢を選んでいって進めていくゲームだよね!
そうそう。アドベンチャーゲームはストーリー、グラフィックやアニメーション、そして魅力的なキャラクターがウリになってることが多いんだけども、『メタルスレイダーグローリー』はファミコンソフトとしては驚くほどの高水準でこれらの要素を満たしてる
すごいね、さすが開発から販売までに4年2ヶ月もの歳月がかかってるだけあるよね! ――とはいえ、いま見るとさすがに「驚愕!」とかってレベルで感動はできないよね。味があっていまでも全然遊べるんだけども……
まあ、そうなるよね。じつは当時もすでに「スーパーファミコン」の時代に突入していて、ファミコンでは驚異的な『メタルスレイダーグローリー』のグラフィックやアニメーションも「スーファミなら当たり前」になってたんだって
うーん、だから良作であるにもかかわらず、プレミアソフトであることばかりが注目されてしまうんだね……
スーファミ移行期にあたるファミコン末期のソフトは流通量が少なく、のちにプレミア化する傾向にあるみたいだね
新しいハードに合わせてゲーム開発を進めていても、あまり開発期間をかけ過ぎるとつぎの新ハードが出てしまう――開発期間とか発売タイミングってむずかしいんだね
そうだね。じつは『メタルスレイダーグローリー』には、もうひとつ有名な都市伝説があって、「本作の開発費がかさんでHAL研究所が倒産した」というものなんだけど――
マジ?
いや、デマらしいよ。実際は製作費回収はできたんだって。けど同時期に資金繰りが悪化していたのは事実らしく、現にその後一度倒産してるから、そんな噂が出たみたいだね
なるほどー。ところで、『メタルスレイダーグローリー』は『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』ではいまのところ配信されていないんだよね。今後配信してくれないかな?
どうだろうね? Wii Uのバーチャルコンソールで配信されたから、可能性は無きにしも非ずんば如しなりにけりだと思うんだけども
なにそれ?
言ってみただけ。ともあれ、何らかのカタチで最新のハードでもプレイできるようになるといいよね、『メタルスレイダーグローリー』
ファミコンの限界点、ぜひ体験してもらいたいね!
おしまい。
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