他人を許せるようになるための考察(でもやっぱり結論は精神論)

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他人がやらかしてしまったとき。どうしても「許せない!」と思っちゃう

でも、私だって失敗する。完璧な人間じゃない。他人を許せるようになるための考察

結論から

  • 他人を許せないのは「恥ずかしい」と、常に客観し、自覚的になる。
  • 脳の老化、思考の硬直化を防ぐため、意識的に新しい経験を積む。

結論まで

学校や職場で、あるいは家庭で、誰かがミスをして、それで自分が迷惑を被ると、「許せない!」って気持ちをずっと引きずってしまうこと、ない?

ある

で、そのことを自己嫌悪して、うつうつとした気分も引きずる

あるある

どうしてなんだろう? って調べてみたら、こんな脳科学的理由を見つけたんだよ

他人の「悪」を非難すると、脳内に快楽物質が出る。

自分の正義の基準に合わない人を叩くと、脳内で快楽物質のドーパミンが分泌されて、快楽が生まれるんだって

そうなんだ

たしかに、やらかした人を非難的な気持ちで見たり、あるいは口に出して言ったりすると、なんとなくスッキリしたような気分になるけど、正直、脳内の快楽物質で気持ちよくなってるかは、実感としてわかんないんだよね

そうだよね。モヤモヤした気持ちのほうが強い気もするし

SNSの炎上とか有名人のスキャンダル叩き、それから自粛警察とか、「自分のほうが絶対に正しい!」っていう態度で他人を激しく攻撃する言動って、最近増えてる気するよね

SNSはすごいよね。そもそも日本人って排他的傾向が強いんだってね

日本人は国の地理的条件のため、排他的傾向が強い。

島国という閉鎖的な国土で地震や台風が多く、それを生き延びるために集団的性質が自然と強まったらしいよ。だから同質でない者、違っている人は「愚者」として叩かれちゃう

そしてそれをSNSが激化してる感あるよね

SNSが「許せない気持ち」をより強固なものにしている。

「許せない気持ち」を実際に口に出して言うよりも、SNSで発信するほうが楽だもんね。匿名でもできるし、趣味趣向があった人同士でグループを作ってると、自分の意見が受け入れられやすいし、得られる情報も偏ってくるし

あー、ひとが自分の意見に賛同してくれると、気分がよくなったり気持ちよくなったりするかもね。さっきのドーパミンの話ってこういうことなのかもね

でもやっぱりそのあと自己嫌悪がくるんだよね。スッキリだけじゃないんだよね

他人を許せない人は、自己嫌悪の気持ちがないか、薄いのかもしれないね

自己嫌悪の気持ちを引きずって、その後うつうつとした気分のまま過ごすことになるから、私は他人を許せるようになりたいんだけど、それがなかなかむずかしいって話なんだよ

私も、それ、わかるな。結局、常に自己嫌悪の気持ちに自覚的になるしかないんだと思うよ

「あ、いま許せないと思ってる!」「でも私だって完璧じゃない」「私だってミスをする」「それなのに他人を許せないのは恥ずかしいことだ……」みたいなことだよね?

そそ。あと、歳をとると頭がかたくなるって言うじゃない?

脳は加齢によって保守化していく。

相手を尊重して認める脳機能は、前頭葉の眼窩前頭皮質って領域で行われてるんだけど、25~30歳で成熟して、以後は加齢で衰えるのが早く、ゆえに思考が硬直しやすくなるんだって

歳をとると自分以外の意見をなかなか受けつけられなくなる理由としては、わかりやすい気がするね

脳は老化する一方、習慣や経験によって成長する。たとえば、いつもと違う道で帰ったり、行ってる店を替えてみたり、いつもと違うメーカーのものを買ってみたり、新しい経験を積むことも「他人を許せるようになる」ためには効果的らしいよ

じゃ、まとめると、こういうこと?

他人を許せるようになるための考察、その結論
  • 他人を許せないのは「恥ずかしい」と、常に客観し、自覚的になる。
  • 脳の老化、思考の硬直化を防ぐため、意識的に新しい経験を積む。

こういう話は結局精神論っぽくなっちゃうけど、何もしないよりはマシなんだよね、きっと

常に客観し、意識的に「他人を許せるひと」になりたいよね

おしまい。

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