『ファイナルファンタジーⅡ』は1988年スクウェアより発売のファミコン・RPG・レトロゲーム! FFシリーズといえば名作揃いの印象なんだけど、『FF2』は名作か迷作か、今でも評価が分かれてる
その理由とは?
『ファイナルファンタジーⅡ』の基本情報
- ジャンル:RPG
- 発売元 :スクウェア
- 発売日 :1988年12月17日
『ファイナルファンタジーⅡ』の対応機種
- ファミリーコンピュータ
- iPhone、Android(ダウンロード)
など。
『ファイナルファンタジーⅡ』のストーリー
果しなく伝説に近い、遙か彼方の世界の物語………。
長く続いていた平和は巨大な悪の力によって破られた。悪の名はパラメキア皇帝。その魔力によって呼び出した魔物を操り、次々と他の国をその勢力下におさめていった。
これに対して反乱軍もフィン王国にその力を集結し帝国に立ち向かったが、悪の力をようした帝国の前には、その力はあまりに無力であり、遂には辺境の町アルテアへと撤退するに至った。
フィンに住む4人の若者、フリオニール、レオンハルト、マリア、ガイ、彼らもその故郷を追われ、執拗な敵の追っ手から逃げ続けていた。すでに彼らは、帰る家も、暖かく迎えてくれる両親も失っていた。
そんな彼らの前には帝国軍の追っ手が………。
そして、ドラマは始まる。(ファミコン版 取扱説明書より)
『ファイナルファンタジーⅡ』のプレイ雑感
『FF2』って、話を聞くと「名作!」って人と「迷作」って人と、意見がけっこう分かれるよね、なんでだろね?
まずは当時の時代背景を知りたいところ。『FF2』は言わずもがな『FF1』の続編。『FF1』は、当時社会現象になるほど人気だった『ドラクエ』シリーズに対抗するRPGとして高評価を得た。すなわち続編である『FF2』は、大いに期待されていたってことなんだね
――ふむ。ハードルが上がり過ぎちゃって、逆に評価を実際以上に落としちゃったってこと?
その側面はあるみたい。だけど『FF2』はフィールドやリアルに描かれたプレイヤーキャラクターのグラフィックが前作より大幅に向上してる
シリーズ最新作が出るたびにグラフィックに驚かされるのは、このころからすでにスクウェアの強みだったんだね
さらに重厚なストーリーもおおむね好評を得てる。まあ、ちょっと重すぎるきらいはあるし、演出不足でシリアスな内容が台無しになってるっていう指摘もあるね
でもそれだけじゃ、「FF2は迷作」とまでは言われないんじゃないかな?
そうだね。調べてみると、じつは「FF2の評価が分かれる点」は「システム面」にあるんだよ
というと?
『FF2』では経験値やレベルの概念をなくして「熟練度」という成長システムが導入されてる。「熟練度」は武器や魔法を使ったり、ダメージを受けることで上がっていくんだけど――
それだけ聞くとそんなに問題があるようには思えないね
うん。この成長システムを逆手にとって、序盤からキャラを強くできる裏ワザ的な育成方法が当時流行したんだって
- パーティアタックによるHP、MP、武器・魔法の熟練度上げ
- ABキャンセルによる武器・魔法の熟練度上げ
おお! じゃあ、これらを使って簡単に強くなれるから「ゲーム自体が簡単すぎてつまらない……」って、なったってこと?
ところがこの方法で強くなると、敵の攻撃を受ける前に一撃で倒して進んでいけちゃう。すると、「敵の攻撃のターゲットになる」ことで上がっていく「回避率」が上がらない
ほうほう
と、ゲーム後半で出てくる「石化」「小人化」「カエル化」などの一撃でやられちゃう特殊攻撃を避けることができず、どれだけHPや防御力が高くてもすぐに全滅してしまう
げ
結果として「どれだけ強くても途中から敵が強すぎて結局はクリアできない、バランスの悪いRPG」っていう評価になってしまったんだね
なるなる
じつはこの「回避率」と「魔法防御」を鍛えていれば、『FF2』の攻略はそれほどむずかしくない。だけど当時なじみの薄いシステムをそこまで理解するのは、とくに子どもたちにとっては厳しかったんだろうね
そういうことかぁ
『FF2』は、ストーリーやグラフィック、BGMなど「FFシリーズのなかでも屈指の名作」って呼び声もある。実際、移植やリメイクも頻繁にされてる
その反面、いまだに低評価なところもあるんだね。「App Srore」の評価、☆2.1って……
『FF2』は一時期、移植・リメイクが多かったんだけども、最近のハードでは移植されてないみたい。スマホアプリでやるのが一番遊びやすそう
『FF2』は名作か迷作か、自分でプレイして確かめてみてほしいよね!
おしまい。
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