『スターソルジャー』は1986年ハドソンより発売のファミコン・シューティング・レトロゲーム。ファミコンの甲子園「全国キャラバン」の熱い思い出がある人も多いタイトル
16連射が無意味じゃなくてホントによかった!
『スターソルジャー』の基本情報
- ジャンル:シューティング
- 発売元 :ハドソン
- 発売日 :1986年6月13日
『スターソルジャー』の対応機種
- ファミリーコンピュータ
- ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online
など多数。
『スターソルジャー』のストーリー
時空新世紀××.x年。宇宙を航行する船が正体不明の敵から無差別攻撃を受けるという事件が続発していた。事態を重くみた惑星連合軍は、原因究明のため大型戦艦を出撃させた。
しかし、帰ってきたのは調査報告を搭載した通信カプセルだけだったのである。この報告によって、敵は人工頭脳に制御された巨大な浮遊大陸であることが判明。この浮遊大陸を破壊できるのは、最新小型戦闘機“シーザー”以外には考えられないという結論にたっしたのであった…。キミの任務は全宇宙から選び出された、ただ1人の宇宙戦士としてシーザーに乗り組み浮遊大陸をコントロールしている人工頭脳を破壊することである。
取扱説明書 <ストーリー> より
『スターソルジャー』のプレイ雑感
今はシューティングってあんまりメジャーな感じじゃないけど、昔はすごく流行ってたんだね!
とくに本作『スターソルジャー』はファミコンシューティングブームの象徴的なタイトルで「ファミコンオリジナルシューティングの最高峰」とまで評されることもあるレトロゲーム
ハドソンの1986年「全国キャラバン」公式ソフトに採用されてて、時間限定スコアアタックの熱さ、シューティングゲームの華やかさと派手さを見せつけた一本――「全国キャラバン」って、なんかeスポーツの大会みたいなのをイメージするんだけど、どんな感じだったんだろうね?
調べてみると、子どもとかでも参加できる、もっと気軽なゲーム大会だったみたい。夏に開催されていたことと、一生懸命練習して参加してたことから「ファミコンの甲子園」みたいだったって言ってる人もいるよ
へー、そーなんだー! そーいえば、「全国キャラバン」って前にも聞いたことあるね。『スターフォース』だったっけ? 浮遊大陸とか人工頭脳とか、設定もどことなく似てるよね
『スターフォース』もハドソンから発売されたファミコン・シューティングゲームで、第1回全国キャラバンの公式ソフトに採用されていたね。『スターソルジャー』はこれの進化版と言ってもいいんじゃないかな?
『スターフォース』といえば「連射がきついのにやめられない!」レトロゲームだったよね! やっぱり『スターソルジャー』も?
そのとおり、連射がウリのひとつになってる。「連射機」「16連射の高橋名人」――『スターフォース』のときにも取り上げたように、当時の日本ではずいぶんと「連射」が盛り上がっていたみたい。――そういえば、「連射」でひとつおもしろい話題を見つけたんだけど
なにそれ? 気になる!
「ファミコンで16連射は無意味?」なんじゃないかって話
なんですと!?
当時のファミコンは「1秒間に15フレームだった。よって16連射は意味がない」っていう内容でしばらく前にSNSとかで話題になったんだって
フレームとかよくわかんないけど、そなの!?
まあ、難しい話はおいといて、結論としてはこれ、『スターフォース』では事実らしいんだよね――
じゃあ、高橋名人の16連射は……
待って。続きがある。『スターフォース』では事実らしいんだけども、『スターソルジャー』はそれを考慮して開発されているらしく、「16連射はちゃんと可能」って当の高橋名人がブログで解説してたんだよね
ならよかった!
君、『高橋名人の冒険島』やってから高橋名人のファンになってない?
ファンって言っていいのかわかんないけど、あの苦労話を知ってしまうと、あの頑張りはちゃんと報われていてほしいなって思っちゃうんだよね。それに当時の子どもたちの気持ちを思えば、「16連射が無意味」って言われちゃうのはちょっとね
まあ、その気持ちは私もわからなくはないな
そんな『スターソルジャー』は、アクション・シューティング系苦手な私たちにはちょっとむずかしく感じたけれども、ファミコン時代の華やかさと熱さを感じられる魅力あるレトロゲーム!
5方向ショットでガンガン敵を撃破する爽快感、バリアがついても敵の体当たりは防げず――一発死の恐怖がつきまとう緊張感などは、実際にプレイして体感してみてほしいところ
『ニンテンドースイッチオンライン』でも配信されてるから『スターソルジャー』は現在でも比較的遊びやすいしね!
キャラバンはもうないけど、ぜひ16連射に挑戦してみてほしいね
おしまい。
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