『ウルティマ 恐怖のエクソダス』は1987年ポニーキャニオンより発売のファミコン・RPG・レトロゲーム
いきなりラヴォスよりも最速でロードブリティッシュに戦いを挑んで敗れる! 「もう王様が世界を救って!」ってなるお約束!
『ウルティマ 恐怖のエクソダス』の基本情報
- ジャンル:RPG
- 発売元 :ポニーキャニオン
- 発売日 :1987年10月9日
『ウルティマ 恐怖のエクソダス』の対応機種
ファミリーコンピュータ(オリジナルはPC版『Exodus:Ultima III “U3″』―ウルティマIII―)
『ウルティマ 恐怖のエクソダス』のストーリー
ロードブリティッシュによって創造されたソーサリアワールドのブリタニア王国。かつて、この国には2回におよぶ危機があった。
いまから数十年も昔、ブリタニア王国は国家乱立の中、政治的に不安定な状態におかれていた。その元凶といわれたのが、魔道士モンデインである。モンデインによる恐怖支配のもと、人々の心は荒廃しきっていたが、ロードブリティッシュに選ばれたウルティマの戦士によって、モンデインは打倒されたのだった。
こうして第一の危機は去ったが、ブリタニア王国の平和は長くはつづかなかった。モンデインの弟子・魔女ミナクスが強力な力を得て、闇の支配を行なったのである。ミナクスは宇宙の時間軸さえも揺るがし、時空を超越して惑星規模の破壊を行なった。しかし、伝説とともに1人の英雄が現われ、ミナクスを打倒。ふたたびブリタニア王国に平和が訪れたのである。
その後20年間にわたって、ブリタニア王国に平和はつづいた。しかし、いまここに、新たなる第三の危機が訪れたのである。モンデインとミナクスの闇の呪文によって、「エクソダス」の炎の島が鼓動を開始したのだ。
エクソダスその実態はいまだ明らかにされていないが、ロードブリティッシュは、国中の勇者たちに集まるよう、呼びかけ、4人の冒険者がえらばれた。
集まった4人は、さっそく行動を開始。ロードブリティッシュ城から広大なソーサリアワールドへと旅立った。はたしてエクソダスとは何か? その謎を解き明かし、ブリタニア王国に再び平和をとりもどすためには、襲いくる敵を次々倒し、人々から情報を聞き出さねばならない。取扱説明書 <ストーリー> より
『ウルティマ 恐怖のエクソダス』のプレイ雑感
恐怖なのはもはやエクソダスじゃなくて王様だよね!?
いきなりラヴォスよりも速く最速でロードブリティッシュに戦いを挑んで速攻で敗れたね
「たたかう」ってコマンドがあれば戦いたくなっちゃうでしょ!?
てか、「王様そんなに強いならもう自分で世界救ったらいいじゃん!」ってなるでしょ!?
まあ、その気持ちはわからなくないね
『ウルティマ 恐怖のエクソダス』はアメリカ生まれのRPGだからなのかな、王様とか街の住民とか誰にでも闘いを挑めたり、ちょっと変わったゲームだよね
『ウルティマ』は『ウィザードリィ』とともに元祖RPGのひとつとして知られているね。その第3作目をファミコンに移植したのが『ウルティマ 恐怖のエクソダス』だよ
「キャラクターメイキング」とか「4人パーティ制」とか、なんだか『ドラクエ3』に似てるなって思ったんだけど、ひょっとして『ウルティマ』のほうが先?
「キャラクターメイキング」や「4人パーティ制」は本作がファミコン初だったみたい。そもそも『ドラクエ』は『ウルティマ』や『ウィザードリィ』を参考に生み出されたって話だよ
へ~、そうなんだね!
そんな『ウルティマ 恐怖のエクソダス』なんだけど、じつは当時の評価はあまり高くなかったみたい
- 固有名詞やメタ発言がウルティマの世界観を台無しにした。
- 洋ゲーらしい難解・不可解な仕様が未体験者にはとっつきにくかった。
- 簡単に言えば、オリジナルファン・初見さん両方にそっぽ向かれたゲーム。
う~ん、たしかにタクティクスシステムの戦闘とかは、シミュレーションRPGをやってないと「なんだこれ?」ってなったのかもね。当時はシミュレーションRPG自体少なかったんだろうし
けど「そんなゲームシステムが先進的」「BGMが最高にいい!」「難しいけどこれがクリアできてこそ真のRPG好き!」って意見もあって、現代の総評としては「正しく評価されなかった名作」って感じみたいだね
うんうん。実際やってみるとそこはかとない名作感は感じられるんだよね!
『ウルティマ 恐怖のエクソダス』は移植がなく、いまプレイするのはなかなかむずかしそう。『ニンテンドースイッチオンライン』とかで配信を期待したいところだけど、なかなかきびしいかもしれないね
元祖RPGのひとつ! 『ドラクエ』とはまた違った当時の洋RPGの雰囲気をぜひとも味わってほしいレトロゲームなんだけどね!
おしまい。
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