- 『平成金融危機:初代金融再生委員長の回顧』よむかも。
- 著者:柳澤伯夫 出版社:日本経済新聞出版
- 定価:2500円+税 発売日:2021年3月24日 単行本:368ページ
- ISBN-10:4532358809 ISBN-13:978-4532358808
- この本は、バブル崩壊後の激動の時代の秘録。
- タイトルにある初代金融再生委員長を務めたのが著者の人。
- 銀行や証券会社がつぎつぎと破綻していく金融危機。
- それを食い止めるために何をしたか?
- 日本長期信用銀行の譲渡交渉、巨額の不良債権処理の促進――。
- まさに空前絶後、未曽有の事態、その舞台裏を振り返る。
- 文体は客観的、内容は仔細。
- やはり悲惨な話も多く、関係者が実名で記されるのも生々しい。
- 政府与党の立場のみの視点は、たしかに検証の余地もある。
- しかし最前線にいた人間の思いが綴られている点はなかなかに貴重だ。
- これを記録として残せるのはこの著者の人をおいて他にいないだろう。
- (ところでバブルって実際どんなだったんだろーね?)
平成金融危機 初代金融再生委員長の回顧
【内容紹介】 読売・吉野作造賞を受賞するなど高く評価されている『平成の経済』(小峰隆夫著)。ただ惜しむらくは金融危機について詳細に記述する紙幅の余裕はありませんでした。本書は、そのニーズに応えるもの。金融危機収拾の舵取りをした自民党きっての...
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