- 『検閲官:発見されたGHQ名簿』よむかも。
- 著者:山本武利 出版社:新潮社
- 定価:800円+税 発売日:2021年2月17日 新書:256ページ
- ISBN-10:4106108941 ISBN-13:978-4106108945
- かつて占領軍による郵便を主とした通信検閲が行われていたそーな。
- (太平洋戦争終結直後あたりから)
- 諜報上の対象は、共産主義国のスパイとその国内協力者。
- しかしこれとは別に、一般人の信書も一定数が検閲されてたって話。
- (信書は「個人宛ての手紙」のこと)
- 日本人の本音を知る世論調査的な目的があったそう。
- 最盛期には1万人に上った検閲官。そのほとんどは英語が得意な日本人だった。
- 多くが食うために同胞の信書を開封する仕事を選んだんだって。
- そのせいか、関係者の肉声は少ない。
- この本は、数少ない証言や資料から検閲官の全体像を描き出している。
- 意外な話も多く、例えば『夕鶴』などで有名な劇作家の木下順二さん。
- 検閲官だったことを死ぬまで明かさなかった。
- 戦争指導者の責任を厳しく追及した木下さん。
- そんな彼が米国への直接的な批判をしてない。
- そんな指摘が興味深いって。
- (占領軍の手先となって検閲するのは後ろめたかったろーね)
- (でもここだけの話、給料めっちゃよかったらしいよ)
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