『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :上野友子、武石恵美子
- 出版社 :光文社
- 定価 :860円+税
- 発売日 :2022年3月17日
- 新書 :264ページ
- ISBN-10:4334045995
- ISBN-13:978-4334045999
『よむかも』な本のポイント
- 防大女子って大変なんなー。
- って思ったけど、
- 女性自衛官に進化したら意外と男女平等で将来は明るいみたいなー。
『よむかも』な本のレビュー
- 『女性自衛官:キャリア、自分らしさと任務遂行』よむかも。
- まあ、男性的な職場ってイメージだよね自衛隊。
- この本は、そんな自衛隊で働く女性たちの意識を探った一冊。
- 30~40代の女性自衛官20人にインタビュー。
- しかも、全員佐官クラスの上級幹部って話。
- しかも、全員子どもを持つ女性って話。
- 問、自衛隊が最初に女性を採用したのはいつのことでしょう? 答、1952年。
- ただし、看護師(当時は看護婦)の有資格者限定だったんだって。
- そして、1967年に陸自、1974年に海自と空自、一般職の採用が始まる。
- 女性に対する配置制限が撤廃されたのは2018年。
- 現在、女性自衛官の割合は全体の7.9%、佐官以上の幹部は4.2%
- うん、数だけ見たら、やっぱり自衛隊って男性社会。
- だがしかし。しかしてしかし。
- 意外にも、自衛隊の仕事の中身そのものに男女差はない。
- 自衛隊は予想以上に男女平等なんだって!?
- その理由、聞けば納得できるって話。
- つまりは、自衛隊はピラミッド型の組織って話。
- 自衛隊は、一番下の「2士」から最上位の「将」まで。
- 陸海空それぞれ16の階級に分かれている。
- 階級が上になるほど統率する部隊の規模が大きくなる。
- 階級は制服の階級章で可視化されてる。
- 自衛隊法には、部下が上官の命令に従うことが定められている。
- それってつまり? 「恣意的な性差別が入り込む余地がない」ってこと!
- さらに、階級を尊重する文化は「働く人のモチベーションにもプラス」
- 「幹部自衛官のやりがいは、やはり部隊を率いることです」
- 女性自衛官たちは語ってる。
- 女性自身が昇進を望まない? そんな民間企業的な話は組織の問題でしょ。
- ただし、これは組織に残った人の話。一定のバイアスかかってる点は注意。
- とはいえ、彼女たちの高い使命感は本物である。
- 災害の際は家族より任務を優先すると語ってる。
- 他にも興味深い話は尽きない。転勤と子育ての両立をどうクリアしたかとか。
- 自衛官じゃない働く女性たちにも参考になりそう。
- 女性のキャリアを考える上で、発見の多い一冊になりそう。
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