『よむかも』な本の基本情報
- 編集 :岸政彦
- 出版社 :筑摩書房
- 定価 :4200円+税
- 発売日 :2021年9月21日
- 単行本 :1216ページ
- ISBN-10:4480816836
- ISBN-13:978-4480816832
『よむかも』な本のポイント
- この本はあつい! 知らない人たちの人生を読むのって意外に面白い。
『よむかも』な本のレビュー
- 『東京の生活史』よむかも。
- かつてないスケールで編まれたインタビュー集。しかも一般人の。
- 公募で選ばれた150人がそれぞれ1人ずつ話を聞き一万字の原稿に。
- それらを編んで2段組1216ページの大著が完成!
- それがこの本『東京の生活史』ってわけね。
- 編者は、社会学者の岸政彦さん。
- 沖縄や大阪で25年以上も生活史の聞き取りを続けてきた。
- 「『東京の生活史』三百人ぐらい聞きたい」
- そんな岸さんのツイートからこのプロジェクトは始まる。
- 研修で参加する聞き手に求めたのは「積極的に受動的に」
- 聞き手が語り手を選ぶ。
- 語り手は一部を除けば、ほとんど無名の人々。
- 年齢も出身も国籍も職業もジェンダーも。
- ばらばら。
- 固有の話が思いつくままに連なる。
- 東京との関わりについても濃淡が。
- 生まれたときからずっと暮らしてる人。
- 短い期間だけの人。
- 何度も出入りをしてきた人。
- ここに綴られているのは、人生の断片。
- 一般化できない。
- その人ならではの、体験、感情、記憶。
- それらから垣間見える人生は「他の誰とも違ってる」
- もちろん「似てるな」と思えるところも。
- でも、口調、言葉選び。
- ささいな特徴が、その人たちの生き様の違いを伝えてくれる。
- そんなの当然?
- いや、ここまで生々しく感じさせてくれる本が他にあっただろうか。
- 「こんなにもいろんな人生があるのか……」
- そんな実感が、今よりも人生を生きやすくしてくれるかも。
- 星空を眺めてちっぽけな自分を感じるのにも似てるかも。
- そんな、150人の生き様を読む一冊。
東京の生活史 (単行本)
東京の生活史 (単行本)
コメントする?