『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :オーシャン・ヴオン
- 翻訳 :木原善彦
- 出版社 :新潮社
- 定価 :2200円+税
- 発売日 :2021年8月27日
- 単行本 :296ページ
- ISBN-10:4105901737
- ISBN-13:978-4105901738
『よむかも』な本のポイント
- アメリカで話題となるとふれたくなる不思議。全米が泣いた的な。
『よむかも』な本のレビュー
- 『地上で僕らはつかの間きらめく』よむかも。
- アメリカで話題になってる小説なんだって。
- 著者は1988年にベトナムで生まれる。幼少期に母や祖母と一緒にアメリカへ。
- この本は「僕」が母に向けた手紙という形式の自伝的作品。
- でも母がこれを読むことはないって話。母は文字の読み書きができないから。
- ベトナムにいた頃、軍人相手の娼婦だった祖母。
- アメリカ人と出会い、家庭を持ち、母を産んだ。
- 母はベトナムにいた頃、夫からの暴力に苦しむ。
- アメリカに来てからはネイリストなど低賃金労働をする。
- ときに息子を殴打する。
- 学校でいじめにあってきた「僕」
- 14歳のときにたばこ農園の労働で一緒になった少年に恋をしたが――。
- この本は、痛みと哀しみに溢れてる。
- 叙情的文体が、涙の滴のきらめきのように美しい。
- 読まれない手紙。だからこそ、胸に迫る。
- 自分にとって重要な人に向けて書く手紙。だからこそ、語れる。
- 痛みも苦しみも抱えながら「僕はここにいる」
- それは言葉を獲得したからこその慰め。そして歓び。
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