『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :平井一夫
- 出版社 :日本経済新聞出版
- 定価 :1600円+税
- 発売日 :2021年7月14日
- 単行本 :280ページ
- ISBN-10:4532324122
- ISBN-13:978-4532324124
『よむかも』な本のポイント
- まだ読んでいないのに尊敬しそうになってる私がここにいるよ。
『よむかも』な本のレビュー
- 『ソニー再生:変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』よむかも。
- ソニー再生を成し遂げた平井さんの「異端のリーダーシップ」
- その原点とは。
- 小1で移り住んだニューヨーク。英語ができず、ジャップと呼ばれ……。
- 小4で帰国。日本の習慣がわからず、先生に質問すれば反抗的と誤解され……。
- アメリカにも日本にも居場所がない。
- 「異邦人」というのが「異端のリーダーシップ」の原点。
- 開き直り、自分の強みを発揮するにはどうすればいいのか、意識するように。
- それが人格の一部となり、原動力となっている。
- 音楽、ゲーム――本流であるエレクトロニクスとは離れた道を歩んできた。
- マイノリティの誇りが、マジョリティの期待をいい意味で裏切るカタチに。
- 4年連続赤字という過去最大のピンチで社長を引き受けた。
- 「ゲーム屋にエレキのことがわかるのか」
- 会社の内外から浴びせられるそんな声が逆にモチベーションに。
- ソニーはエレキが本流と信じているマジョリティに一泡吹かせてやる。
- そしてマイノリティに対して、もっと自信をもっていいんだよ、と。
- そんな平井さんはソニーを6年かけて見事に再生。
- いったいどうやったのって。みんなが知りたいところ。
- でも、この本にはテクニカルな話題がほとんど出てこない。
- 平井さんが何を大事に経営してきたか――経営哲学が包み隠さず語られてる。
- やるべきことは「社員のEQを高めること」だった。
(EQ―Emotional Intelligence Quotient―は心の知能指数のこと、たぶん) - 元々、社員たちのIQは高い。
- みんなが同じ方を向き、120%の力を発揮すれば大丈夫。
- だから、あえて戦略や戦術については口出ししない。
- 事業部のその道のプロたちにお任せ。
- 最終的な決定はする、責任もとる。
- 忖度するような人よりも積極的な「異見」に耳を傾けるようにする。
- そしてソニーは確実に復活の階段を上りはじめた。
- 2017年度に、20年ぶりに最高益を更新。
- そこで平井さんはあっさり社長の座を辞す。
- いつまでも社長が居座れば、社内の緊張感が薄れ、成長速度が鈍化する。
- 後進の出世の芽も摘むことになる。
- 経営の一線から退いた平井さんは、いま子どもの貧困に取り組んでいる。
- この問題を広く知ってほしいというのも、この本を書いた目的だという。
- (一時はホントにダメかと思ったソニーを再生したのはホントに凄い)
Amazon.co.jp
コメントする?