『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :佐久間文子
- 出版社 :新潮社
- 定価 :1700円+税
- 発売日 :2021年5月26日
- 単行本 :200ページ
- ISBN-10:410353981X
- ISBN-13:978-4103539810
『よむかも』な本のポイント
- 私もそんなふうに怒ってみたいな。
- 『酒中日記』って国木田独歩さん?
『よむかも』な本のレビュー
- 『ツボちゃんの話:夫・坪内祐三』よむかも。
- 2020年1月に急逝した『靖国』『酒中日記』で知られる評論家の坪内祐三さん。
- その仕事ぶり、人となりを、元朝日新聞文化部記者の妻が綴った。
- 多彩な逸話が紹介される。たとえば「怒るひと」の章、酒場の話。
- カウンターに隣り合わせた自動車会社の宣伝部部長。
- コースターの裏に住所を走り書き、差し出して言う。
- 「書いた本を今度、送ってください」
- 「じゃあ、アンタは、自分のところの車を送ってこいよ!」
- 故人の人間味が伝わってくる。
- 坪内さん、その先妻、その現夫――特異な三角関係。
- 「嫉妬」をめぐる二人の微妙な違い。
- 「さびしい顔をしたひとだと思った」
ツボちゃんの話: 夫・坪内祐三
類まれな同時代史の書き手が急逝して一年半――。妻が語る二十五年間の記憶。「ぼくが死んだらさびしいよ?」が口癖だったあの頃……。けんかばかりしていたけれど憎めない。博覧強記の東京人。生涯一「雑誌小僧」。毎日が締め切りでも、いつもふらふら飲み歩...
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