『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :白井裕子
- 出版社 :新潮社
- 定価 :720円+税
- 発売日 :2021年6月17日
- 新書 :192ページ
- ISBN-10:4106109093
- ISBN-13:978-4106109096
『よむかも』な本のポイント
- 日本の林業が振るわないのは矛盾した制度の問題と説く。
- 行ったことない。でも森がすき。
『よむかも』な本のレビュー
- 『森林で日本は蘇る:林業の瓦解を食い止めよ』よむかも。
- 日本の国土の7割ほどは森林で占められてる、って知ってる?
- しかも林業を基幹産業の一つにしてる欧州諸国が羨むほど。
- 日本の森林は多様性を保持してる。
- それなのに振るってないよ、林業。
- 良質な木材が野菜なみの値段で叩き売られているっていうね。
- 商品にならない残材で十分なバイオマス発電にそのまんま丸太使ってる。
- なんで⁉
- その原因は「林業を巡る日本の制度の問題」にある。
- 建築基準法は、優れた伝統木造建築の足かせに。
- 補助金は、木材生産量を上回るみだり投入で、かえって林業衰退を招く。
- 森林環境税とか、使途不明瞭なまま徴収とかもはや意味わからん。
- いずれも硬直した制度の抱える矛盾である。
- 著者は、エキスパートとして海外の豊富な事例にも触れてきた人。
- その提言には、真摯に耳を傾ける価値あり。
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